<11月13日、仁多川上流でクレソン摘み>
10時40分、弟子屈町湯の島2でホテル・ニュー子宝を撮影後、すぐ仁多川上流に向かい、10時50分にいつものサイトに到着。このサイトでは、水辺の泥濘に長靴が埋まらないように、私たち夫婦が「水蜘蛛」と称する、いわゆる雪上用のカンジキ(亡父はこれをテシマと言っていた)を着用するのが肝心。「水蜘蛛」とは、忍者が壕や川など水上を渡るのに用いたと伝えられる忍び道具だが、実際は、人間の身体を水面で支えるのは不可能で、泥濘地を歩行するのに用いられたと思われる。
上空の黒い雨雲を気にしながらクレソンを摘んでいると、11時40分、とうとう雨粒が落ちてきた。この時季に着衣が濡れると体温が奪われ危険なので、早々にサイトを離れ、車に戻って昼食。帰りは鶴居村を経由して釧路に戻った。