<幌呂川沿いの湿地のヤチボウズとミズバショウ>
北国の山地の春一番はフクジュソウだが、 湿原で最も目立つのはミズバショウである。 4月 16 日、 ヤチハンノキの雄花序と雌花序を撮影した後、 支雪裡に向かう途次、釧路湿原北西部を流れる幌呂川沿いの湿地に立ち寄った。まだ時季が早いかと思ったが、路肩から覗くと幸運にも、前方に開きかけの純白の仏炎苞が点在しているのが見える。 谷地眼を避け慎重に歩を進め、 ようやく目的の花の場所に到達。 女房が枯れ草を取りのけ、 化粧を終えたところでちゃっかりと先にパチリ。
谷地坊主の天頂のスゲは、 ようやくグリーンが見え始めた状態で、 穂が伸び花が咲くまでには、まだ間がありそう。