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良い年にしましょうよ!

2007年01月05日 | 【アクロス】 あこちゃん社長の日記
 新年早々、飛び交う事故や事件のニュース。
『今年は良い年になりますように』と誰もが祈願したはずなのに・・・。
借金を断られたから・・・罵られたから・・・と、そんな理由で殺人事件を起こしてしまうなんて・・・。
これは社会のせいなのでしょうか?

 優秀な親を持つ子供が、妹に罵られて殺してしまったという事件。
親が優秀であれば、子供も優秀でなければいけないかのように、子供にプレッシャーをかけていたのでしょう。
医師の子供は医師にならなければ困る?
それは、親の理想でしかないと思うのです。
親が医師で子供が医師にならなければ困るのは親の都合であって、子供は実際に困るわけではないと思うのですよ?
子供にも自分の職業を選択する権利があるのですから・・・。

私の知り合いにも何人もいました。
親が慶○大学卒業だから、息子も慶○大学でなくては・・・という親が。
息子が早○田大学に合格した事にも喜べず、その親は『困っちゃうわ~!馬鹿だから慶○大学に行けなかったのよ』と言った。
『この人何を言っているんだろう???それがどうしたの???早○田大学だって、十分じゃない?』と思うのに、親が子供にそんな事を言って、子供が気の毒だと思った。

親が一流企業に勤めているから、息子も一流企業に就職してくれないと困ると言った親。
親が弁護士だから、息子も弁護士にならないと困ってしまうと言った親。
親が教師だから、子供も教師になってくれないと困ってしまうと言った親。
子供にだって選択する自由ぐらい与えるべきだと思います。

自分の子供と同じ位の子供が結婚した話を聞くと、自分の子供も結婚してくれなくちゃ困るという親。

結婚した夫婦に子供が出来ないと、(子供が出来ないなら・・・)と離婚まで考えてしまう親。
なぜ?親自身が困ってしまうのでしょうか?
旧家の伝統ある家業を継いでほしいという場合でも、子供がいなければ養子縁組をする事も珍しくないのに・・・。

親が子供に、ある程度のレールを引いてあげる事は悪い事とは思いませんが、子供にも職業を選ぶ自由があります。
身動きの取れない程、精神的に追い込んでしまう親は多いように思います。
それよりも、この不安定な社会で、どんな逆行にも生き残っていけるだけの強い精神力と道徳心を養う事の方が、子供の為だと思うのですが・・・。

今の社会は、大人たちが作りあげて来たものです。
今の子供たちは・・・と思う場面に遭遇する事は多いですが、その子供を育て、教育しているのも大人たちですから・・・。
子供に押し付けるばかりではなく、大人が手本となるべきなのでしょう。

1年1年皆で良い年にしましょうよ!