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設備のお手入れは誰がやる?

2010年07月14日 | 【アクロス】 あこちゃん社長の日記
 皆さんはちゃんとお掃除しているでしょうか?





エアコンのフィルター・換気扇・天井扇は、設備として付いている物ですが、お掃除しないとエアコンが涼しくならなかったり、吸い込みが悪くなったり、故障の原因になる事もあります。




退去する迄の数年間の間、お掃除を全くしていないお部屋の立ち合いをすると、ホコリだらけのエアコンフィルターや油でベトベトになってしまったままの換気扇を見かけます。




『普段、もう少しお掃除して頂ければ、こんな酷い状態にはならないんですよ?次に引越しされるお部屋でも同じですが、通常のお掃除を怠った事が原因でこびり付いてしまった汚れや故障は、汚損による破損という事もあり、原状回復費用を負担して頂く場合があります』とご説明するのですが・・・。




驚く事に・・・




『これって設備として付いているんですから、大家さんの負担ですよね?』という入居者さんがいらっしゃいます。




正直に申しまして・・・ドン引きしてしまいました。




確かに設備として付いていますが、入居中のフィルターの掃除や換気扇のお掃除は入居者さんに管理していただければなりません。



通常の使用方法で故障した場合や特殊な設備は、勿論大家さんの負担で修理・交換をしますが、設備だからと言って、普段のお掃除まで大家さんが行うものではございません。




そんな事を言ったら、例えば設備として付いているキッチンのグリル。



お魚を焼けば当然、汚れますね?



お魚を焼いたグリルを大家さんにお願いするのでしょうか?



トイレの便器やウォシュレットが設備として付いているからといって、毎日使用した後、汚れたらからと言って大家さんにお願いするつもりなのでしょうか?



そんな事を言う方はいないと思いますが、退去時に原状回復の負担についてお話をすると、



何とかして、少しでも負担を少なくしたいという気持ちの見え見えの方がいらっしゃいます。



そういう方には、いつも思います。




『そんな責任転換をしたり屁理屈を並べるぐらいなら、何故月に一度でもお掃除しなかったのですか?』と・・・。



それから、よくあるのが
『はじめから調子が悪かった』




それなら、何故、始めに申し出をしなかったのでしょうか?




当社では、契約締結時に解約時のトラブル防止の為に入居時のお部屋のチェックリストをお渡しし、入居時の不具合を申告して頂いております。



最近は、どこの不動産会社でもチェックリストで申告して頂く会社がほとんどだと思いますが、このチェックリストを提出しない入居者さんもいらっしゃいます。



このチェックリストにより、初めからあった故障・不具合い・汚損部分は入居者さんが入居した当初からあった物である事を証明する書面になります。
入居者さんを守る為の書面でもあり、退去時に『入居した時から汚れていました。壊れていました』という事を言わせない為の書面でもあります。



ご契約時にご説明している事ですが、通常の使用方法というのは、お部屋を汚したらお掃除をするという事を繰り返しながらお部屋は使用するものです。




その辺を理解されていない方が非常に多い世の中になって来たように思います。



今度のお休みの日には、是非お部屋のお掃除をしてくださいね