大家さんが気の毒です。

　以前、当社で仲介させて頂いたお客様の話です。



一般媒介で大家さんの管理するマンションにペットと一緒に入居しました。



ペット飼育については大家さんの承諾済だったのですが・・・。



1年半以上も滞納したあげく、室内を（ペットの糞尿の悪臭と汚れ・残置物を残し）酷い状況で退去されたとの事を聞き、現場を確認する為に訪問して参りました。



いくら管理は大家さんで、当社は仲介（お客様を紹介）しただけとは言っても、本日、室内を見に行ったところ・・・リフォーム中でしたが異様な臭いに包まれた室内になっていました。



結局、床材を貼り替え、全てのクロスを貼り替え・・・１０万円以上の費用をかけてクリーニングをする予定であることを伝えられ、ザックリ計算しても１００万弱の費用が掛かる事と考えると言葉が出ませんでした。



このような悪質な入居者を仲介してしまうと、オーナー様との当社の間柄がギクシャクしてしまうこともあります。



穏やかに接してくださる大家さんだからこそ・・・
『まあ～ね・・・長く引きずっても仕方が無いと思って、リフォームを入れたんですよ』と言われると・・・心が痛みます・・・。



いつも思うのです。
こんな部屋にしてしまう入居者は賃貸を借りるべきではない！と・・・。



個人情報・・・個人情報と言いますが、不動産業界の中だけでも滞納履歴や家賃の踏み倒し、原状回復費用の踏み倒し等で退去した悪質な入居者はブラックリストに載せて、情報を共有したいと思うのであります。



個人情報だからって・・・嘘をつかれて入居された大家さんだって、一個人です。
どっちが弱い立場なのかわからない程の損害・・・いや！被害です。



そんな入居者は、次のところでも同じような住み方をするに違いないのです。
性分は変えることが出来ませんから・・・。



まして、入居者は当社の近所で飲食店を経営する経営者です。
常に顔を合わすことのある距離で商売をしながら・・・開き直りの態度には呆れます。



借りている店舗の賃料はちゃんと支払っているのでしょうか？



このような入居者がいるからこそ、入居審査が厳しくなるのです。
損害を与えるような入居者が入るぐらいなら、空室の方がマシという考えも有りだと思います。



今度のお客様は、アクロスで紹介されたお客さんはとってもいい人だね！と言って頂けるお客様をご紹介することを誓いました。



９０歳近くなる大家さんに、こんな思いをさせては気の毒でなりません。