ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

今日の現場は・・・

2012-09-19 09:11:41 | 出張
毎日、順調に撮影作業は続いている。

現場までは車で山道を約1時間。

現場までのヘリの運搬は、この車を利用している。



この見たことも無い車・・・実は日産の車で、何とかマスターと言う車の様だ。

この車・・・排気量は2000ccガソリンエンジンで、マニュアルミッション車なのだが、
車格の割にエンジンが小さいのと、ミッションのギヤレシオがワイド過ぎて山道走行は少々きつい。

しかし、室内は広くワイドボディーで、使い勝手は中々いい感じ。
仕様を変更して少し煮詰めれば、日本国内でも売れるのでは?


ヘリ運搬の様子は、こんな感じだ・・・何故か、椅子を折りたたんで収納する事が出来ないので、
背もたれを倒して無理やりその上にヘリを固定した。




今日の現場は・・・こんな所だ。


毎日こんな所まで、歩いてヘリタンカで機材を運ぶ。

撮影前の下見から帰って来た私が、写真右側に映っている。

この山の急斜面に作られた城壁・・・下見もなかなかままならないのである。

もしかしたら・・・撮影よりも大変。

一度撮影範囲を確認に行って帰って来ると、日頃の運動不足が祟って息が上がる。

そんな訳で到着早々・・・いきなり30分程休憩・・・情けない。


それとは裏腹に・・・愛機ストリームは絶好調。



心配された26ccエンジンのパワー不足も・・・どこ吹く風の様だ。
もしかしたら・・・地中海から山肌をつたって吹き上げて来る、さわやかな風が影響しているのか?



次回に・・・続く。

遂に・・・本気モードに突入

2012-09-11 01:23:20 | 出張
既に、無事機体の調整やエンジンの馴らしが終了している。

手ルクレンチで組み上げたエンジンも・・・幸い快調そのもの。


宿泊先のアンドレッツィナから現場へは、尾根づたいに山道の峠が続いている。

途中の標高は・・・1000m以上だろうか?

峠からの景色は、こんな感じだ。



こんな感じの峠を・・・毎日、片道約1時間掛けて通勤?している。



そんな訳で、現場の標高も・・・当然高い。

現場の平均標高は・・・700mほどあろうか?



しかし・・・今回使用するエンジンは26ccの標準タイプ。


因って・・・そのスペックを最大限発揮出来ないと、安定した作業など望めるべきも無い。

何せ・・・ギリシャ周辺特有の地中海性気候と言えども・・・気温が高いのである。

キャブレーションには、特に気を使わなければならない。


今回の調査地である現在のフィガリアの城壁は、こんな感じで既に崩壊してしまっている。




崩壊が進んでいる場所では、散乱している石が浮いていて、たとえ人間と言えども2足歩行は叶わない。
因って・・・この様に四つん這いで登らざるを得ない個所が多々存在する。




この場所で、如何にヘリを持って安全に移動するか?・・・頭を捻った。


そこで・・・考えた挙句、苦労して材料を集めて、秘密兵器を用意した。

多分日本の感覚では・・・一見、ただ角材を組み合わせただけなので、如何と言う事が無い様に見えると思うが
・・・ギリシャでは、日本ほど豊富な木材は無いので、材木屋に行ってもそう簡単には手に入らないのだ。




事実・・・この角材も全て寸法が違っていて、廃材置き場から、やっと掘り出して来たものだ。


このヘリタンカーを使用して、殆ど登山とも言うべきアドベンチャー?撮影に挑む。


現場での初フライトに向けて、プリフライトチェックを行なう。



撮影士を御願いしているSさんと、撮影前の手順を再確認する。


やがて・・・準備完了・・・エンジンを始動する。



あ・・・その前に、可愛いお姉さんと記念写真を撮る事を忘れていた・・・普段の現場には、
こんな可愛いお姉さんは中々いないのである。

こんなチャンスは中々ないと、慌ててお願いして撮影するも・・・多分、お姉さんには迷惑だっただろうと、
少し反省。



お姉さんとのツウーショットで・・・少し舞い上がったが、気を静めて、
やがて・・・撮影作業が始まった。




現地測量は、ギリシャの北部にある某大学教授のKさんと、その息子であるP君に御願いしている。




この息子のP君・・・初めて逢った時には、まだ小さかったのに、今では2m近い大男になっていて
少しビックリ。

次回に・・・続く。



アンドレッツィナのホテルで・・・ 

2012-09-10 11:42:04 | 出張
到着直後のホテルの様子。



経営者・・・ヤルゴス夫妻も記念にパチリ。



ホテルのバルコニーから、アンドレッツィナの町並みを撮る。



明日からの撮影に備えて・・・先ず、チビコプターを組立てたのだが・・・???
兎に角、ギリシャの田舎のホテルは部屋の照明が暗いのが常。



夜、この電灯1つで機体の組み立てを行なうのは・・・流石に無理なのである。

この為に、日本から準備して来た懐中電灯を口にくわえて組み立てを行なう。

しかし・・・あまり難しい事はしない方が良いだろう。



ホテルの前では現地の人がカフェに集まり、思い思いの飲み物を口にしながらユッタリとした時を
楽しんでいる。


恐らく・・・多くの日本人には出来ない芸当なのだろうと思う・・・国民性の違いと、言う事だろうか?

そんな事から・・・多分ギリシャ人は、口に懐中電灯をくわえてまで仕事などしないのだろうなどと、
勝手に決め付けながら、組み立て作業を進めた。


翌日、ホテルから程近いスーパーに水などの必要物資を調達に出掛けた。

このスーパーのお兄さん・・・とても親切にしてくれた。



暫く片言で話をしてから帰ろうとすると・・・チョッと待てと言う。
何だろう?と思っていると・・・奥さんが店の奥からザクロで作った自家製のスイーツを持ってきてくれた。

それを食べながら・・・辺りを散策しながらホテルへ・・・。


途中ですれ違う人が・・・人なつっこくヤーサスと挨拶をしてくれる。

何を言っているのかは?良く判らないが・・・こちらも摂り合えずヤーサスと返す。

ここでは・・・こんなノリでOKなのだ。


多分・・・ここでの日常は、常にこんな感じなのだろう。


水などの必要物資を調達出来たので、2日目は機体の組み立て調整を行なう。

今回は、諸般の都合からエンジンもパーツで持ち込んでいる。


エンジンまでもが、バラバラ状態なのだ・・・工具は目方が増えてしまうので、持って来ている工具も
超必要最小限。

トルクレンチなどは・・・当然ない。

結果、全て・・・手ルクレンチで組み付けなければならない。


そんな訳で・・・先ず、エンジンの組み立てから始めた・・・しかし、良く考えて見れば、
全く無謀な話である。


やがて・・・機体が組み上がり、エンジンも取り付けた。


早速・・・エンジンの馴らしをしたい処ではあるのだが・・・燃料も無ければ・・・借りている?
近所のサッカー場までの足もない。


仕方が無いので・・・現場から帰ってくる先生達を待つ事に・・・。

待っていたら・・・睡魔が襲って来た。


郷に入れば郷に従え、ではないが・・・ギリシャ人の如く、シェスタと洒落込んだ。


でも・・・よくよく考えて見ると、午後は商店も閉まってしまうし現地の人は働く事も無い?
お店は・・・基本的に午前中しか開いていないのだ。

何だか・・・その辺に経済が衰退している原因が有るのではないかと・・・ついつい日本人的な発想で
物事を推し量ろうとしてしまう。

基本的に、仕事も少ないのだろうが・・・一体、何時働いているのだろう?と思うと、人事ながら
少し心配になってしまうので有った。


ともあれ・・・明日は1日で、エンジンの慣らしを含めた総合的な機体の調整を行なわなければならない。

明日は・・・シェスタなど採っていられないのである・・・明日からは・・・いよいよ本気モードに
突入である。

今日の内に・・・思いっきりシェスタを楽しむ。


こちらの天候は・・・この時期は毎日、気温は高いが、空気が乾いていて日本の夏の様にベタベタ
する様な事はない。

日中でも、エアコンなしで良く寝られる・・・お陰で爆睡し過ぎて気が付いたら夕方に・・・。


地中海性気候特有の天候が続いていて、風も穏やかで日中の炎天下でも非常に過ごし易いし
雲ひとつ無い、いい天気が続いている。

この分だと・・・作業も天候で左右される事はなさそうだ。




記録撮影と動画撮影用に準備したコンデジに異変が・・・

2012-09-09 02:11:48 | 出張
今回は、ギリシャのフィガリアと言う古代都市の、当時の崩壊しつつある城壁の測量写真撮影が
メインの仕事である。

しかし・・・ギリシャくんだりまで行って、仕事ばかりでは・・・流石につまらない。

そこで・・・F450と言う、DJI製の小さなクワットコプターを隠し持って?・・・来た。

そう、目的は・・・当然、動画の撮影用である。


その動画撮影用に・・・最近発売されたばかりの超最新型のSONY/ RX100を購入していたのだが、
買ったばかりのそのカメラが・・・どうも調子悪い。


最初は、撮影モードを変えれば何とか撮影出来ていたのだが・・・その内、ピントも合わなくなってしまった。

何だかんだと、カメラをいじくり倒している内に、搭乗ゲートオープン。

ドバイまで乗って行くエミレーツ航空の機体を写しても・・・ピンボケ・・・どうしたモノかね。



この機体でドバイまで行き、トランジットして・・・違う便に乗り換えてギリシャに向かう。





多分・・・綺麗なはずのお姉さんも・・・この有様。




何だかんだ言いながら・・・ドバイ到着。

そこで・・・暇していたイミグレの兄ちゃんの餌食になった。

機内に持ち込んでいた、プロポを見せろと言う事になり、仕方なく見せたのだが・・・プロポの電源を入れたり
スイッチをカマッタリで・・・完全に暇つぶしの様だ。

その内・・・機体を見せろと言い出す始末。

これには参ったが・・・流石に機体はカーゴにあると言って断る・・・笑顔でその係官に、日本語でクソ野郎と言ってその場を後にした。

その後、トランジットカウンターを経て・・・出発ロビーへ・・・。



5時超の待ち時間を経て・・・ようやくゲートオープン。

ボーディングゲートではなく・・・バス移動で機内に乗り込む。機体に搭乗間際にパチリ。



この機体でギリシャへ・・・所要時間は、更に約5時間。

一体・・・関空に到着してから何時間経てば、アテネに着くのだろうか?

一般の観光客の皆さんは・・・イタリア等のヨーロッパ経由で行かれた方が早く行く事が出来ると思うし、
何より・・・疲れない・・・と、思う・・・もし、ドバイ経由で行かれるのなら、間違いなく1泊した方が
良いだろう。

エミレーツの機内サービスは・・・けして悪くは無いのだが・・・時間が掛かりすぎる。


それでも・・・何とかギリシャに到着。



何か・・・以前に訪れた空港の雰囲気と・・・違う。


思い起こせば・・・アテネオリンピックの前年に撮影で訪れたキリだった。

聞くところによると、その後アテネオリンピックに合わせて空港も移転・規模も拡張されたたらしい。


噂によれば・・・その事がギリシャ経済悪化の根源とも・・・。


出迎えて頂いた某国立大学のI教授の運転で、そのまま・・・アンドレッツェィナのホテルへ移動。

更に・・・陸路を約4時間である。


途中で、コリントス運河で小休止・・・カフェでお茶をする。



以前訪れた時よりも・・・水嵩が低い様な気がする。


何だかな~・・・ローマに有るはずの、真実の何とかが・・・ここにもあった・・・以前は、
こんなモノここにあったかな~?




ヒタスラ・・・走る。

アテネ郊外を抜けると・・・都会の雰囲気が消え、だんだんと田舎の色合いが濃くなって行く。

やがて・・・前回訪れた際にベースキャンプにしていた、リゾート地でもあるカラマタの手前のメガロポリ
で高速を降り、そこから山道へ入る。

ギリシャ特有の禿山を眺めながら・・・1時間半ほど走ったところで、今日の目的地である
アンドレッツェィナの村?が見えてきた。


アンドレッツェィナの村に到着すると、ギリシャの田舎特有の雰囲気を醸し出している。


宿泊場所であるホテル?の前で・・・パチリ。







関空にて

2012-09-08 05:58:29 | 出張
出国前の諸手続きの為、関空まで早めに来た。

処がである・・・流石に少し早すぎた様で・・・どうしたモノか?



夜中の11時過ぎの飛行機に乗るのに・・・5時頃空港に来てどうする・・・?

どうにもならないので・・・カフェで時間つぶしをするが・・・流石にコーヒー1杯で11時までは気が引ける。

悪いので・・・途中で、ワッフルを注文した。

しかし・・・出発まで3時間以上もある。

パノラマ写真を撮りながら・・・時間を潰すが・・・限界が・・・。



現在の現地時間は・・・真夜中の12時15分・・・流石に眠くなって来たので・・・寝る。

明日の作業が終われば・・・待望の自由時間が到来。

明後日から・・・斉藤寝具店(意味・・・判ります?ジョークですけど)と洒落込もうか・・・・ナンテネ。