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受動喫煙をなくす進言、提言、提案、要請作戦進行中…

🚭和田秀樹:「70歳以上は酒もたばこも自由でいい」批判 ⇒ 喫煙は寿命を縮める、妄言に惑わされず『禁煙』をこそ

2023-11-04 01:07:40 | タバコフリー社会に向けての報道やネット情報
精神科医の和田秀樹医師が最近「70歳以上は酒もタバコも自由でいい」との無責任極まりない発言(妄言)を振りまき、一部メディアが拡散しているようです。
妄言の記事例(President Online)  https://president.jp/articles/-/75302 

1.喫煙が生存年齢を縮めることは周知の事実です。例えば英国のDollらの著名なデータでは、70歳の非喫煙医師の生存者率は80%に対し、喫煙医師(重度喫煙医師)の生存者率は50%で、約10年の寿命の差があると報告しています。

・ですので、重度喫煙者(医師)であった人の約半数は70歳までに鬼籍に入っているのです。70歳以後も吸い続ければ、死亡曲線は急峻なのです。
(ちなみに、年齢別喫煙率で50~60歳以上が低くなる推移が続いていますが、この年齢以上の喫煙者は順次鬼籍に入りやすいので、母数の喫煙者数が少なくなってきているからでもあります。)

・和田医師は「私が勤務した浴風会病院に併設された老人ホームでは、喫煙者と非喫煙者の生存曲線に差がありませんでした。 」とのデータは、きちんとしたデータでないのでしょう。エビデンス無しの無責任な妄言と思わざるをえません。

2.「70歳からは「やりたい放題」でいい、タバコやお酒も好きなだけ… 」の妄言を真に受ける人はいないでしょうが、万一にも真に受ければ悲惨な老後が直ぐにでも現実のものとなる可能性が大です。

・長年喫煙し続けてきても、「禁煙」すれば、その効果は現れることは、多くのエビデンスで明らかにされています。

・またタバコはストレスを減少させることはなく、それは錯覚に過ぎず、喫煙そのものがストレスを引き起こすことも多くのエビデンスで明らかにされています。

3.喫煙は、家族や周りの人に受動喫煙の危害を多くふりまきます。喫煙者の伴侶や家族が早死にしたり病気になったりする例は数多くあります。もし孫がいる場合は近づくのを嫌がって、楽しく遊べる機会も失いかねないことでしょう。

4.和田医師のような妄言に、メディアも加担すべきではありません。
「70歳からは「やりたい放題」でいい、 タバコやお酒も好きなだけ… 」を勧めて、喫煙する高齢者の早死にをもしかして意図しているのかもしれませんが、うっかりにも無責任な妄言に乗せられて、早死を急ぐことのないよう、タバコをすっぱり止めて、心身ともに健康な、悔いのない「幸齢者」となるよう祈念しております。