富山から京都に戻り
母にお土産渡して。
ちょっと車で滋賀県の栗東まで行く用事がありまして
午前中から車ででかけました。
滋賀にはちょっと悲しい訪問だったのですけれど
思い出話に花が咲き
友との楽しかった思い出でいっぱいになりました。
好きな道なので
いいドライブなのですが暑くて。
近江大橋を通る道を選びました。
1号線が混んでたからです。
まるで夏の景色。
しかし琵琶湖の水が少ない。
水位が下がってますね。びっくりしました。
帰りはお昼なので草津近鉄に寄りお昼食べまして。
京都の賀茂川も水位低い。
水不足なのだなあ。

帰り道も近江大橋渡り
戻りました。
そして駅から新幹線乗るため車を置いて。
何とも忙しいです。
こんな時間になりましたので
国見に帰り着くのは夜になりますね。
忙しい出展も来週の岡山天満屋さんで一息つきます。
その後はちょっと溜まった注文などを作り込まなくては。
息つく暇もなかった今年の前半からこれまででした。
なかなかゆっくりできない今です。
眠くなっています。
小倉まで新幹線の中で居眠るかもしれませんね。
1週間の富山での疲れと
滋賀の行き帰りと。
友の笑顔の写真見てたら
嘘のようだと思いました。
お互いもうすぐ誕生日なのに。
1週間しかお誕生日違わないのです。
彼の誕生日の1週間後が私です。
お嫁ちゃんの笑い話で
彼が私のことを全くもって男の遺伝子持ってる
みたいな話をしてたと。
若い時うちのマンションを2人でリノベしてましたね。
そ~ですか。私のことを男と思ってましたか。(笑)
まあそうでなければ一緒に山に行ったり名古屋できしめん食べたりしないですねえ。
不思議な御縁でした。
国見にお嫁ちゃんと来たいと言ってたのに。
早く行き過ぎだよと写真見て泣き笑い。
とてもとても
懐かしいような笑顔。
どんなに辛くても苦しくても笑顔だったなあ。
文句を聞いたことなかったなぁ。
怒った顔もみたことなかった。
私が義憤に駆られたりして怒るとなだめてた。
「お前は導火線短い❢」って笑ってた。
若かったんですねえ。
うちの父もとてもかわいがった。
私の友なのに私が帰りが遅くなったら
父は彼をカラオケに連れ出してた。
今でも写真が残っている。
お嫁ちゃんにいろんな昔話したら
彼女は若くてその頃のことを知らないので
涙流して大笑い。
「ねえねえ、今度国見に行ってもいい?」
いいよ。
甘えん坊さんだ。可愛い。
彼は人として私のことを本当に重く想ってくれた。
2歳年下の私でも、兄貴面して偉そうにすることはなかったし
できないことや至らない事があっても
馬鹿にしたことはなかった。
私の歩む道を尊重してくれた。
私が辛い時は夜中でも駆けつけてくれた。
彼は途中失明したりしたが
今度は私が駆けつけた。
笑顔忘れず明るく乗り越えた。
怖かったに決まってる。
不安だったに決まってる。
それなのに笑顔だった。
お嫁ちゃんも子供も守り立派に生きた。
私は失明した時の彼の顔をわすれない。
私の顔をペタペタ触って
「こんなにも若い時に失明したらな、お前のくしゃくしゃのばーちゃんになった時の顔が見られんなあ。」
「私はくしゃくしゃのばーちゃんにはならんのよ。魔法使いだから」
笑ってた。
この前会った時の支えて歩いた重みもそのまんま甦る。
でも、よかったです
見ててよね
と、言いました。
夢の世界作るから見ててよね。と。
お嫁ちゃんに
会えない時に私の話をよくしてた事を聞いた。
爆笑でしたね。
今はもう
目が見えてるんじゃないの?
と、遺影に向かって笑いました。
お嫁ちゃんに
「いつまでもメソメソしないで笑っていてあげてよね。」
というと
「何だか元気が出てきた。」
と、満面の笑顔が甦った。
「メソメソしそうになったらまた電話してもいい?」
笑って頷いた。
泣いたって喚いたって悩んだって後悔したって絶対に帰っては来ないんだ。
時を戻すこともできない
精一杯生きたのならもうそれを尊重して笑ってあげたら向こうも安心して旅立てる。
いつまでも思い出してメソメソしてたら行けないよ。
メソメソ思い出して泣くくらいなら
楽しかった思い出を笑い飛ばして話してくれる方がありがたい
彼ならそう言うだろう。
別に忘れてくれてもいい
まあ一粒種の娘ちゃんのことだけは別格だろう。
夫婦は別に失くしてしまっても執着持つだけしんどいが
子どものことは連れ合いよりも大切だろう。
ちょうど新天地に向かう準備も出来てた。
お嫁ちゃんは子どもまで一人前になるとさみしいと言ったが
さみしいなんて言うもんじゃないよと笑った。
もう大人なのだ。
遠くから見ていればいい。
彼自身が行く前に、全く執着ない
そう言ったのなら
サラリと送ってあげればいい。
この世は大変だったろうから。
また生まれ変わっても友達だ。
と言うと
遺影の、彼は笑った気がした。
新幹線でウトウトしていたら
彼のいい声が耳元で聞こえた気がした。
ありがとう。
そう想い笑った。
無常な日々
2度と帰らないからこそ大切だし
いつか終わりが来るからこそ愛おしいのだと想う。
おるごーるのゼンマイもいつかはとまる
それでいいんです。
自然とは
そういうものなのでしょう。
だからこそ
いつか終わるからこそ
大切にいきているんです。
よくわからないけれど。
何があったって
生き抜かなきゃいけない気がします。
寿命ある限りは。