旧工房の完全整理は
資金的なこともありできていませんでしたが後少しなのでそちらはすぐに何とでもなります
2階にある昔からの私物は
結婚した時に持ち込めなかった物が少々。
たまに実家に帰ったらなぜかあるとホッとしたものですが
母のものも私のものもちゃんと全部整理して処分しなくてはなりませんね。
私の物は全て業者に頼めば1日で終わります。
母の物は妹夫婦がしてくれるようです。
一緒にできますが勝手にはできませんね。
段取りがあるのでしょう。
妹夫婦になるべく迷惑かけないようにしたいなあと言うと
姉妹だから協力すればいいのよ。昔のように長女だからとか今はないのよと笑われました。
そうかもなあ。
2人だけの姉妹なので仲良くしたいです。
小さな頃から妹は私よりちゃんとしていて
学校で大泣きする4つ年上の私を連れて帰ったりしてました。
私は絵を描いたり集中するとついつい他のことがお留守になったりしましたので
頼りない姉でした。
今でもそうなのかな。(笑)
しっかりしなきゃ。
でも国東に行ってから想うのは
あまりシャカリキにしっかりしなきゃって思わないようにしようと言うこと
私の特性は短所短所と思ってた京都の時の自分。
国東に行ってから
きみちゃんやみっちゃん達は
長所なんだよと笑って褒めてくださった。
あんたのいいところ。
笑顔でそれをいつもいつも言ってくださる国東の皆さん。
私は不思議な事に
どんどんと毎日笑顔になり
自分の事を好きになろうと思ったし
自分の事も大切にしようと想いました。
あんたがいないとさみしい
と
グラウンドで言ってくれる地域の皆さん
軽トラで通り過ぎるときに
「宮道は冬の朝は寒かろ?」
とさりげなく気遣ってくれる方々。
心が素に戻った。
創作途中、心のザワザワが起きて
工房をシロクマみたいに行き来しだしても
国東では近くの海に行くのです。
そうしたら波の音をしばらく聴いていると
不思議な事にさ〜っと心が落ち着いて来ます。
そこに10分もいれば心のザワザワは治ります。
京都の時は
外に飛び出してもなかなか治らなかった。
子供の頃は夕焼けや
北山辺りの木のラインや
衣笠山の稜線を見ていたら落ち着いたものですが
今は観光の方で溢れかえって
あれほど静かな場所だった金閣寺の外境内も今はもうあの静けさは戻らない。
私の好きだった金閣寺や龍安寺の外境内。
龍安寺の秋には萩が咲き誇る道も好きだった。
落ち着く場所はたくさんありました。
今はもう近所のどこに行っても
落ち着く場所がありません。
心以上にザワザワ。
ちょっとさみしい。
でも
思い出の中に昔の京都は染み付いてます。
その思い出だけでいいかなあ。
創作人生には国東は本当に自分に合った場所。
息子は来てよくわかったみたいです。
お正月帰らなくてもここにいる。
とまで言い出した。(笑)
彼にも合うようだ。
既に国見ではちゃん付けで呼ばれてる長男。(笑)
国東は人をおおらかにしてくれる風が吹くのかもしれませんね。
都会から移住してくる若い人たちも、ちらほら。
きったちゃんも
神戸から広大なキウイ畑も引き継ぎ、こちらでキウイ農家するようになった若夫婦だし。
国東には都会からやってきた若い人たちが、ちらほらおられます。
よその人を受け入れる寛大な雰囲気。
お隣の豊後高田市は移住してくる若い家族も多いですね。
住みやすいようです。
全国の若い人たちの人気移住先になってるみたいです。
そこそこ町なので買い物も不自由しませんからね。
国東市は芸術家や農家になる若い人たちが来られます。
豊後高田市とは、違った個性があるようです。
学校がマンモスじゃないし
子どもたちものびのびしています。
地域の皆さんが子育て応援されます。
いいことです。
若い人たち増えれば医療も充実してきます。
そういうものみたいです。
でも街に疲れた人がおられたら
この環境はいいかもしれません。
大阪から移住されたご近所のSさんは
お正月大阪に帰らないと。
ここが心底気に入ってると笑う。
自然の豊かさ。人の穏やかさ。
この贅沢を知ると帰れなくなったとこの前笑われてました。
わかる気がします。
国見じゃ私は7〜8時間くらい熟睡しますが
京都に帰ると5時間も眠れない。
これも不思議です。
肩こりも復活します。
困った事です。
帰ってきた時の京都駅で
あまりの人の多さに人に酔い、血圧下がり気分悪くなり
ふらついて倒れそうになったので
帰りは早朝にしようと決めました。
母が目を閉じれば国見を、思い出すと言いますが
国東半島には魔法があるみたいで
来た人を魅了しますね。
面白いです。
生まれて初めて
自分の個性を愛せる場所に出会いました。
そのことが嬉しい。
不思議ですね
私も 懐かしいのは 幼い頃の景色 そして
主人の里の海 あそこへ行けば 会える気がする
海から 手を振る人に‥