帰って来て

夕方片付けしてたら
悪寒が。
サムサムサム〜。
ガタガタ震える。
母が京都でデイサービスでもらってきたのが
私は遅れて反応したのかな?
こんな休みの時に。
明日の当番医は熊毛か。
行けるかなあ。
まあ息子からなるべく離れてちょっと電話して行って来ようかしら?
それともカロナールあるので月曜日まで我慢するか。
うーん
考えましょう。
ガタガタして毛布たくさんくるまって
これ、前の誰かさんとおんなじ。
カロナール買って来て飲んでもらったなあ。
情けない。
母とずーっと一緒にいたからこりゃやっぱりもらったのかも。
国見の半分も寝られなかったので体力弱ってたのでしょうね。
ひと月母を介護してくたびれ出たんだと息子は言います。
「毎日お風呂介助とかしてご覧よ。壮絶だ。みんな簡単に預かれって言うけど、やってみろ。一人で。」
そんな事を言うものじゃない。
身体がワクチンの時の副反応みたいに熱くてたまりません。
おとなしく寝てましょう。
と、見てた息子は言いますが。
息子にうつさないように離れていますが。
確かにバス停で並ぶ海外の方々が
思い切り咳き込んでたりクシャミされたりしてましたね。
皆さんマスク都会ではされないので。
私はしてたのにやっぱりうつりましたか。
あれとは違う。
コロナワクチンの副反応みたいな感覚だ。
ということはもしや。
初?
まあ養生しましょう。
しかし母のお薬をちゃんと分けたわけですが
私が高熱で電話して
はい、土曜日のところのこんな薬をまずは出したらこんな色の薬でてくるからそれをふたつ、等と薬の形や色で説明するのですが
まるで駄々っ子みたいに色々言うので
段々話すのが辛くなる
高熱の時の話は辛いですね。
段々しんどくなり話途切れると
めちゃくちゃ言うので
息子が電話変わって説得。
ちゃんとお薬飲めてヤレヤレ。
はー。
すっかり甘え癖付きましたね。
「あんた何で熱なんか出してるのよ」
いやいや。堪忍して。母上。
眠らせて。
ウトウト眠ると母の夢を見る
お薬ぐちゃぐちゃにしてしまい
また私がお薬入れにひとつずつ入れてる。
その尻からまたぐちゃぐちゃに
「お母さんお願いやから、触らんと寝ましよ」
それを声に出して目が覚める。
息子に笑われる。
「無間地獄か?(笑)」
ああ眠りたい。
1ヶ月ずーっとそばにいて
そのくたびれがでましたね。
息子は
「やらない人は言う。お母さん大切にね。あなたはお母さんのお世話出来て幸せやね。って。介護した人はそんな事は言わん。ひと月頑張ったらそりゃクタクタ。あんたその疲れを抜かないと作品作れないよ。」
目の下にクマを作りながら倒れ込んでる私に
「京都では寝られんかったけど、こっちに帰って来たのだから明日ちょっとゆっくりねてなさい。」
ありがとう。
そうします。
寝ても寝ても母の夢ばかり。
涙出たり
飛び起きたり
自分が一体どこにいるのかわかんなくなる。
呻いて目が覚める。
「お薬の事は僕が電話で言うからとにかく寝なさい」
そう言って母に電話してキチンと今日の夜のお薬を飲ませた息子。
あんた凄いね。
と、感心しました。
私は高熱でもう話す事はしんどくて。
よほど疲れてしまったのかなあ。
前に目の前でコロナになられた人を介助したとき
私は体力あるからうつりもしなかったのです。
それがさすがに今回はダメでしたね。
