特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

1分でカナ指導講座⑯パイロット版の実用試験

2025年02月07日 | 日記

 

仮名指導プログラムはこちら

ひらがな指導プログラム

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カタカナ指導プログラム

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複数の有効な指導法を組み合わせたとしても、効果が合計されるとは限らないのが教育実践の面白いところであり、難しいところです。

 

そこで、指導法を組み合わせつつ、一般的な教師が指導して有効性がはっきり出るのか確認する実用試験が必要となります。

 

以下の2つの論文は、今回出版したプログラムの前駆的な段階となった実用試験です。特別な訓練を受けたことの無い公立小学校の特別支援学級担任が使用し、実際に有効性が確認されました。その結果を報告する論文が日本自閉症スペクトラム学会機関誌「自閉症スペクトラム研究」に掲載されました。ご興味がある方はぜひお読みください。

 

河村優詞 (2022). 特別支援学級における平仮名筆記の指導 ―線結び課題および筆記を中心としたプリント課題の効果および社会的妥当性の検討― 自閉症スペクトラム研究, 20(1), 105-112.

河村優詞 (2023). 多重的な復習を含むプリント課題によるカタカナ指導 ―特別支援学級担任への教材提供および助言による筆記獲得― 自閉症スペクトラム研究,21(1), 57-63.

 

 

これらの研究をさらに積み重ね、指導場面での実用ノウハウを蓄積し、それらを反映したバージョンアップを繰り返し、カバーできる児童の範囲の拡大と、教師側の使用しやすさの向上を図ったのが今回出版したプログラムです。

 

☆拙著では誰でもできるようにセッティングされていますので、第1章を読んでください!

仮名指導プログラムはこちら

 

 

バックナンバー

その1

その2

その3

その4

その5

その6

その7

その8

その9

質問:家庭での使用

質問:鉛筆が持てない

その10

その11

質問:通常学級での使用法

その12

その13

その14

その15

 

 

では、次回はこれに続く指導法を解説します。