昨年1年間で、3日断食、そして11月13日からは1日1食を実行してきて、
76.8kgから1年で、69.1kgまで
7.7kg減らすことに成功した。
月1度の3日断食はかなりハードであったが、胃腸を休める目的と空腹スイッチONにする為に行ってきた。しかし、仕事関係の会食やいろいろな予定で実行するのが難しい。3日断食の後の3日間 回復食、重湯から始まって徐々にお粥の米の量を増やして胃腸を回復させていく。
これは、月1回のペースで実行してきたが、精神的にも日程的にも辛く困難であった。
そこで、医師の南雲Drも勧める1日1食を実行することにした。
こちらは、苦もなく実行できたし体調も良かった。
しかし、実行して2ヶ月で、ほとんど風邪をひかなかった自分が風邪が治っては、また風邪をひくといった状態になり、しかも症状も重くなっていた。そして、若い頃から何十年も伝染した記憶のないインフルエンザにかかってしまった。
おまけに年末年始は胃腸炎の風邪で寝込んだ。こんな経験も始めて。
体力が下がり、免疫能は下がってしまうと自分の身をもって経験した。
更に体が飢餓状態になると、体内の臓器である肝臓が非常事態だと思い、体内の脂肪を肝臓に集めてしまうらしい。いつ何時飢餓状態になってしなうかもしれないので、その時にそなえて、肝臓に脂肪をため込む。つまり脂肪肝を誘発するのである。
脂肪肝は、ご存知の通り肝臓癌の入り口であり、危険な状態である。
やはり1日3食、ちゃんと食事してカロリー制限する。これは難しいが自分なりに工夫していくしかない
自分はこの2年位朝食を抜きにしている。今年の食生活を今思い返すと
朝食抜き、昼はほとんど外食、夜はがっちり飲んで食べて、または外で飲む。これは体にいいはずがない!
ここにアカゲサルを対象としたアメリカでの実験データがある。
抜粋し、紹介する。
アカゲザルを使ったカロリー制限に関する20年間の研究により、低カロリーの食事が、霊長類の新陳代謝に変化を及ぼして延命効果を高めるという、現時点で最も有力な証拠が提示された。この手法はおそらく、人間にも効果があると見られる。
カロリーの値は標準的な値より30%低いが十分な栄養のある食事が与えられたサルは、その多くが、心臓病や加齢に関わる他の病気に見舞われずに済んでいる。
カロリー制限が科学界の注目を集めたのは1930年代、カロリー制限によってマウスの寿命が約40%伸びたことをコーネル大学の研究者らが明らかにしたときからだった。この研究成果はその後、線虫から犬に至るまで、他の動物たちでも次々と確認されたが、霊長類についてはこれまで決定的な証拠が示されていなかった。
今回の新しい研究成果は、2009年7月10日付けの『Science』誌に掲載されたが、実験の開始は1989年にまでさかのぼる。この年、30匹の成人サルを使って研究は始まった。その後、1994年に46匹のサルが追加されている。
研究では、半分のサルに低カロリーの食事を、残り半分のサルに普通の食事を与えた。研究者らはすべてのサルを注意深く観察し、定期的に身体組成を測定したり、血液検査や内分泌機能の検査を行なったり、心臓や脳の機能を測定したりした。また、サルが死ぬと、解剖検査を行なって死因を特定した。
現在生き残っているサルは全員が27才以上で、アカゲザルにとっては老齢期にあたる。カロリーが制限された食事をとっているサルは、癌、糖尿病、心臓病、および脳萎縮に見舞われたり、除脂肪筋肉が減少したりするレベルが驚くほど低下した。加齢に関わる原因で死亡したサルの数は、カロリー制限がないサルでは38匹のうち14匹にのぼったが、カロリー制限があるサルでは38匹のうちわずか5匹だったという。
ただし、たいていの人にとって、こうした食事制限は実行したくないか、実行できないものだ。そのため科学者らは、代わりにカロリー制限の効果を再現する薬を開発しようと考えており、この10年ほどで、その基礎となる生物学的根拠の一部も解明されている。[レスベラトロールという抗酸化物質が長寿の薬として研究されており、糖尿病治療薬として臨床試験が行なわれようとしている(日本語版記事)]
参考論文: “Caloric Restriction Delays Disease Onset and Mortality in Rhesus Monkeys.” By R.J. Colman, R.M. Anderson, S.C. Johnson, C. Cruzen, H.A. Simmons, J.W. Kemnitz, R. Weindruch, E.K. Kastman, K.J. Kosmatka, T.M. Beasley, D.B. Allison. Science, Vol. 324 Issue 5937, July 9, 2009.