ジェイと結婚するまで、自分の生活や人生に「
中国」というものがどれくらい関わったり、関わっていくかすら考えた事ありませんでした。
とにかく、
デートして楽しいな

・・・そばにいるとなんか嬉しいな

なんて思って、いつの間にか結婚してしまった人がたまたまカナダで育った人で、
家系が中国系だったわけで。
トミーの人生にもカナダだけじゃなく中国というものが大きく関わってくるようになりました。
食事や文化もそうだけど、いろんな細かい面でトミーは中国をかなり受け入れてるほうだと思います。
中には「
日本と違う
」という理由で拒否反応を示す人もいるみたいだけど、
なんというかやっぱり中国の長い歴史によって築き上げられた
文化や風習というのは、絶対的な底力

があります。
ある日、ジェイ母が庭で何かしてるので興味本位で近寄ってみると、なんだかわからない肉をさばいてました。
大きな中華包丁を振り下ろすジェイ母・・・ちょっと怖い
ジェイに「
何の肉をさばいてるの?」と聞くと、ジェイ母に広東語で通訳して聞いてくれました。
ジェイ母 「
・・・うさぎ」(広東語)
う~む

さすが中国人。ほんとに何でも食べるなぁ。
ジェイは3歳まで中国に暮らしてました
中国での思い出はほとんどなく、カナダに移民してくる最中(どこかで)オレンジジュースを飲んで
それがとても美味しかったという記憶が1番古いものみたい。
だけど、中国で住んでた時の家

の雰囲気とかは、なんとなく覚えてるらしく、その当時ジェイ宅には犬がいたというのも記憶に残ってるらしい。
その犬は、ある日ジェイ父がどこかに連れて行ってその日以来いなくなったらしいんだけど、その話を後日大きくなってから聞くと、どうも食べたのでは・・・

という真相が明らかになったようです。
この話は今でも面白い思い出話として、ジェイ父とよく話すんだけど、とにかく犬もウサギも大切な食料

という面では、何も無駄がなく、愛情いっぱいに接してるという事です。
トミーは犬もウサギも大好きだけど、その愛情の示し方は撫でて眺めて可愛がる方法もあれば、大切に育ててきちんと自分の身になるように頂くという方法もあると言う事は理解できます。
鳥や牛・豚と同じなんだよね。(ペット愛好家の人、ごめんなさい

)
まぁ、こんな事は実際にそういう体験をしてきた人と話すこともない限り、それほど自分とリンクして考えないわけで、だからこそいろんな風習や文化に接するのは、面白い

の一言です。
中国系のマーケットに行くと、なんだかわけのわからないものが多く、商品を手にとってしばらく考え、それでもわからなくて棚に戻すものがたくさんあります。
そういうのは、わからないままでいいや

♪と思うほうなので、ほっておくの。
何かきっかけや縁があれば、知る機会もくるだろうし、世界中には自分の想像では追いつかないものが山ほどあるというのが、なんとも壮大

でいいではないかってなところです。
中国系のオヤツには、「
なんでわざわざ?
」と首をかしげたくなるものがあります。
これは、どう見ても「
虫」なんだよね
虫の形をした砂糖菓子とトミーの中では認識してるんだけど、甘い砂糖菓子をなんでわざわざ虫の形にするの???
アップでさらにもう一枚

やっぱり虫です。
この辺が、トミーにはよくわかりません。
きっと虫の形にする事で、何か縁起をかついでるか、虫だとトミーが思ってる形は実は何か違う形をあらわしてるのかもしれない。
中国人は何考えてるか、いつまでたってもわかりません。
神秘
です。
最近、部屋の模様替えをしよう!とジェイと色めきたってるんだけど、ジェイ母にその話をすると、今は日取りが悪いので12月いついつまで待つようにと言われました。
(
日本の仏滅とか大安とかと同じかよっ!!
)
と思ったら、よく考えてみるとこういう暦ってのも中国からきたんだっけ?
もちろん、風水のようなものもあり、ベッドはどこ向きだの、部屋のすみっこはどうこう・・・と、あれこれウルサイです。
基本的にトミーはあまり気にしないほうなので、日本のトミ母やカナダのジェイ母の言う事(なぜか同じような事を言う。やっぱ元は同じ文化?)を「
ホイホイ♪」と聞いて(聞き流して)おります。
別にトミーにそれほどのこだわりがあるわけじゃないし、家の在り方などは親の思いを尊重してあげたほうがいいような気がするだけ。
ジェイ母によって設置された「
金の麒麟像
」が、部屋のすみっこに何個かあるんだけど、この前「
もう1つ増やしてもいいか?」と聞かれました。
「
どうぞ、どうぞ♪ もういくらでも並べてちょうだい!」
知らないうちに、我が家には金のキリンちゃんがチョコチョコと増えていくのが、なんだか面白いです。
金のキリンが何に効くのかわからない。
シーサーみたいなもんかななんて思ってるんだけど、本当はどうなんだろう??
この辺も、とっても神秘的です。
これからも中国の神秘にもっともっと迫っていきたいと思います
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