あのね、学校がね・・・インフルエンザでダウンしてる間に終わってしまったのですよ
短期コースとはいえ、こういうコースをいくつも受講して最終的に必要な単位がそろったら大きな資格につながるわけで、一つ一つは短くてもきちんと勉強しないと意味ないわけで・・・
採点の基準を見ると、課題とか出席とかはほとんど影響なし。
それよりやっぱり「Mid-term(中間テスト)」と「Final(期末テスト)」で
95%くらい決まります。
中間テストは思ったより安定したスコアだったので、あとは期末テストでとりあえず
50点以上取ればなんとかなるかな・・・
とか思ってたんだけどな。
ここにきて、まさかのインフルエンザ
ずっと無欠席だったのに、授業を1回休んだ上、5日間くらい勉強できずに
期末テストの日となってしまいました。
まだゲホゲホいってたけど、このテストを逃したら今までの苦労が水の泡
クラスメートと先生には心の中で(インフルエンザ移したらゴメン)と謝りながら、
テストだけは受けることにしました。
月曜日、テスト当日は家を出るまでずっと勉強してました
この6週間、ほんとに勉強したし、集中できる何かがあったからこそ
リストラのショックからも立ち直れたわけで。
だからテストはたとえインフルエンザ明けでも、できる限りがんばって、
なんとかコースを修了したかったのです。
テスト開始は午後5時半。
さすがに病み上がりでバスはきついので、車で行くことに。午後5時に出れば間に合います。
でもね。
気合い入れて、いざ出発!!って玄関を出たら、なんだか見知らぬおじさんが2人、
我が家の敷地内にいるのですよ。
(んん??)
どうも、お義父さんが依頼した人たちらしく、最近リフォームしたキッチンの食器棚を修理しにきたとかなんとか・・・
実は、お義父さんね、このおじさんたちが家に来るのを2時間も待ってたんですよ。
3時って言ってたのに、結局来たのは5時前。ま、カナダじゃ普通のことだけど。
出勤前に私にこのおじさんたちが来るはずなのに来ないって話をしてたんですよ。
で、もちろんお義父さんはすでにレストランに出勤してます
オーナーだから、レストランの開店準備は一日の中でも大事な仕事。
来ない人たちをいつまでも待つわけにはいきません。
学校に行く時間が迫ってたけど、食器棚の扉を何枚も小脇に抱えてたたずむおじさんたちをほっていくわけにはいかない。
お義父さんの携帯に電話して、「
業者の人、きたよ!」って連絡しました。
おじさんの1人に私の携帯を渡して、お義父さんと直接話してもらい、
とにかく私は一刻も早く学校に行きたいんだー!ってジリジリ待ってました。
おじさん 「
あんたに代われって」
って、携帯を差し出すおじさん。
トミー 「
お義父さん?どうするの?」
って切羽詰って聞くと、30分くらいで扉の付け替えが終わるからおじさんたちを家に入れてあげてほしいって・・・
いや、無理。学校あるし。
トミー 「
だめ、今日はテストもあるし、もう今の時点で遅刻だから無理!!」
って言うと、またおじさんに代われという。
おじさんとお義父さんが私の携帯でまたしばらく話して、結局お義父さんが
自分で扉を付け替えるという話でまとまりました。
おじさんたちに扉(8枚もあった!)を上階のバルコニーまで持っていってもらって、
おじさんたちまだうちの敷地内にいたけど、
ト 「
じゃ、私ほんとに急ぐんで!!」
って車に飛び乗ったわけです。
その時点で5時15分。テストは5時半から。完全に遅刻
出発前にえらいところで引っかかったよ・・・
とか思いながら
エンジンをかけようとしたら、私の車がね・・・
うんともすんともいわない
(
マジっすかーーーっ)
この大事な日の、このタイミングで車が故障ってどういうこと??
私が仕事辞めてからジェイの車は車庫入り。保険を買ってないから、運転できないの。
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。
「
あ、おじさん!助けて!!!」
って、(やれやれ・・・)って顔で引き上げようとしてたおじさん2人に車を見てもらう。
おじさんたちも、分かってるのかどうか知らないけどボンネットを開けて、
「
バッテリーは生きてるから、スターターじゃないかなぁ・・・」
とか、わかったようなわからんような事を2人でぼそぼそ話してます。
何でもいいから直してよ!!!
っていうか、スピードメーターとかあの辺のランプが全部ついてましたよ。
バッテリーのマークとか、エンジンチェックのマークとか。
ト 「
もういいわ!」
って、なぜかおじさんたちに八つ当たりする私・・・ (ほんとに必死だったの)。
おじさん達 「
残念だねぇ・・・んじゃ、ばいばい」
って帰っていった。そりゃ帰るわなー。おじさんらも仕事中だし。
(
はっ! 今、何時??)
慌てて時計見たら、5時20分。
もうダメ。もう完全に遅刻
今からバスに乗って行ったら、たぶん6時過ぎるだろうし・・・
家にトボトボと歩いていきながら、これで今までの6週間の苦労が水の泡になった・・・
とか考えたら、なんだか泣けてきてね。
玄関についたころには、私・・・
号泣
ジェイに電話しました。留守電だったので、
ト 「
うぇっ・・・・うぇっ・・・(泣けて息ができない)
もう学校間に合わないよぅ~~(びぇぇぇぇぇーん)
いろいろあって、お義父さんのお客さんとか来たりして、時間かかって・・・、
でも遅刻でもいいから行こうと思ったら、今度は車が動かなくて・・・
うわぁぁぁぁぁぁぁ~ん」
って泣きじゃくりながら留守電を残しました。
すると、どうやら家の近所まで帰ってきてたらしいジェイが走って帰ってきた。
ジ 「
何があったの!?!?」
って突然ジェイが現れたからビックリ。
でも、まだ号泣してる私は、「もう学校行けないよぅ。間に合わないよぅ」とか
泣きじゃくりながらジェイに何があったかを説明しました。
ジェイもダッシュで車まで行ってチェックしたけど、やっぱりまだエンジンはかからない。
そこからのジェイの行動がすばやかった。
まず、ジェイの弟(仕事でメカニックをしてる)に電話して
「
今からすぐ帰って来れる?
車が動かないから、ジャンプスタートさせる道具も持ってきて!
それから・・・帰ってきたらすぐにトミーを学校まで送ってあげて!」
ってあれこれ指示を送るジェイ。
ジェイ弟は仕事中なのか、用事で出かけてたみたいだけど、「今からすぐ帰る!」って
帰ってきてくれることに。
でも私は、
「
でももうテストには間に合わないよぅ。これで単位落としたなんて悔しすぎる~」
って泣いてるんだけど、ジェイが
「
『車が動かなくて遅れた』って正直に言えば、教室に入れてくれるかもしれない。
ダメって言われたら、『じゃぁ、違う日に振り替えてもらえますか』って聞けばいいから。
それもダメって言われたら諦めるしかないけど、それも試さずに今諦めるの?」
って言うの。
さらに、ジェイはお義父さんにも電話。
これは弟とは違って広東語で話してるので何言ってるかわからないけど、
私の名前がいっぱいでてきてたので、たぶんお義父さんのお客さんとのやり取りのせいで
私が学校に遅れて・・・って話をしてたんだと思う。
しかもジェイはかなりの剣幕でお義父さんに話してました
すると、今度はお義父さんが私を学校まで送るという段取りになりました。
(
えっ?)
ジェイが、「
ほら、行くぞ!早く準備して!」って言うから、きょとんとしたまま外に出ると、
お義父さんの車が猛スピードで角を曲がってこっちに向かってきてました
お義父さんは私の学校の場所を知らないので助手席に移動。
ジェイが弟に電話して事情を説明しながら運転し、学校に到着したら5時55分。
お義父さんとジェイにお礼を言って、私はそのままダッシュで教室に飛び込みました
講師は私の顔を見るなりニコっと笑って、すぐにテスト用紙をくれてね。
ややこしい問題の説明を端的にしてくれて、
「
まだ時間はたっぷりあるから、落ち着いてがんばってね」
って、ここでも人の優しさに泣ける~
冷静になれば、今日の出来事はたいしたことじゃないはずなんですよ。
予定外にお客さんが来たとか、
予定外に車が故障したとか、まぁそれくらいのことです。
でも、インフルエンザからの疲れと、その日久々に勉強して疲れたのと、
今まで6週間ずっと勉強してがんばったのに・・・って思いなどが急にこみ上げてきて、
ものすごく感情的になってしまいました。
それに引き換え、こんな情けない義姉のために予定を変更して帰宅してくれたジェイ弟
仕事中にわざわざ抜け出して、私の学校までついてきてくれたジェイ父
そして、泣きじゃくる私をなだめながら、冷静にいろいろ手配をし、
最後まで諦めちゃダメ!って私に言い聞かせてくれたジェイ・・・
なんのスイッチが入ったのか、張り詰めてた気合いが一気に切れてしまい、
動揺し、悲しくなって泣いてただけの私
テストが終わって帰宅し(帰りはバスを使った)、バスケから戻ったジェイに
「
なんか今日は子供みたいに泣いてしまった・・・」
って言うと、ジェイはしばらく私の泣きまねをしてはからかって笑ってました。
ほんと、私どうしたんだろう・・・
なんか家族全員を巻き込んで大騒動しちゃったよ
でも、おかげさまでテストはなんとかできたので、ほんとによかったです。
PS: この話、日記に書こうかどうか迷った。あまりの醜態で(汗)
でもこの話をトミ母に電話で話したら大爆笑してくれたので、
恥を承知で書くことにしました。
私の幼稚で身勝手な一日を、思う存分笑ってやって。
・・・・それしか救いがないわ
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