トミーのお気楽カナダ日記

最近、また新しいことを始めてみたくなりました。だから、ずっと眠っていたブログ再開です☆

JETプログラム

2006-02-24 | 今日のトミー
なので、ここで「JETプログラム」という、日本が現在行っている国をあげての国際交流や外国語教育について、説明してみたいと思う。

JETを一言で言うと、
「JETプログラムは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」
(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、地方公共団体が総務省、外務省、文部科学省、および財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下に実施しています。このプログラムは、外国語教育の充実と地域レベルの国際交流の進展を図ることを通し、わが国と諸外国との相互理解の増進とわが国の地域の国際化の推進に資することを目的としています。」
と、公式サイトでは言ってます。
簡単に言うと、世界中から人を集めて、日本の各地域社会の国際交流に貢献させ、日本全域の国際化を図ろうというところかな。
上記の説明のとおり、総務省や外務省なども絡んでて、ジェイをはじめJETで来日した外国人は、実は「地方公務員」という扱いになってるんです。


JETには、3種類あります。

①CIR(Coordinator for International Relations)
いわゆる「国際交流員」です。
地域の国際交流に事務的に協力してる人たちで、基本的に日本語が話せることが条件みたい。
自分の国と日本との友好関係にも大きく関係するので、実はものすごく大きな役割を果たしてます。
地域住民の外国語指導をはじめ、外国からの訪問客の接待やイベント等の通訳など・・・仕事は多岐にわたります。
☆今月発売の地域雑誌にジェイとトミーのインタビューが載った♪と言ってたのも、このCIR友達がインタビュアーだったから。
うちの地域のCIRは、日本語が日本人よりもベラベラってくらいで、ものすごく頼もしいです。

②SEA(Sports Exchange Advisor)
これは「スポーツ国際交流員」と言われます。
職務内容は、
「契約団体のスポーツ指導事務の補助(スポーツ事業の企画・立案及び実施に当たっての協力、助言等)。
地域における優秀な選手等に対するスポーツ指導への協力 。
地方公共団体の職員、地域住民に対するスポーツ指導への協力 。
地域の民間国際交流団体のスポーツ事業活動に対する助言、参画・・・など。」
となってます。いったいどのくらいの人数がSEAとして来日してるかは、トミーは知らない。
あまり会ったこともないんだよねぇ・・・

③ALT(Assistant Language Teacher)
ジェイの役職でもある「外国語指導助手」です。
これは英語だけじゃなくて、仏語・独語・中国語・韓国語もあるらしい。
でも、公立学校で第二ヶ国語として教えられてるほとんどが英語なので、ALTは英語がほとんど。
名前の通り、彼らは「外国語教師」ではなく「外国語指導助手」となっており、立場はあくまでも日本人教師のアシスタント。
仕事を受ける時点で、この「アシスタントとしての仕事内容」を説明されてる彼ら。現場の日本人教師はこのあたりを100%認識していない場合もあり、時にはトラブルや不満もあるようです。
中・高等学校だけではなく、小学校に行ったり、学生の「外国語スピーチコンテスト」を協力したり、地域社会の国際交流活動には積極的に参加することになっています。
(学校や地域団体によっては、JETを雇わずに一般会社(某英会話学校など)から非常勤で雇ってるところも多いです)


JETは無料で「日本語講座」が受けられる(通信教育)んだけど、地域社会に溶け込むうちに会話を通じて日本語を習得する人も多いです。
期間は1年単位で、最長3年。
1987年から始まったこのプログラム、今までに44カ国から日本に訪れ、JET総数は44,000人にのぼります。
2006年度のJETは38カ国から来日していて、約6000人と公表されています。

JETプログラムで日本で働きたい!という外国人、もしくはそういうご家族・お友達がいる方、http://www.mofa.go.jp/j_info/visit/jet/index.htmlで募集要項なども詳しく書いてます。
また、JETプログラムの公式サイト(http://www.jetprogram.org/)も、参照にしてください♪


* JETに関してはトミーの調べた範囲で書いてるので、もし個々に相違点などがあったらゴメンナサイ。

他人愛

2006-02-20 | 今日のトミー
雨や雪が降ってる日は、自転車通勤(約20分)のジェイを学校まで車で送ってあげることが多い。
天気予報を見て、「明日は雨だから、早起きしよう」とか予定を立てればいいのに、いつも朝目が覚めてからどちらかが窓を開けて、
「Shit! It's raining!!
と暴言を吐きながら、慌しい朝が始まります。

何度もいうけれど、トミ車(トミーの車)はノーマルタイヤです。
何しろ、大阪ではスノータイヤなんていらなかったし、この街に住むのもあと5ヶ月。ほんの数ヶ月のために何万円もつぎ込んでタイヤを履き替えるなんて、トミーがするわけがない。
なので、雪の日は運転しないか「ソロソロ運転」するしかないのです。

今朝もね、ソロソロ運転で学校までなんとかたどり着けました。
その時点で、いつもより5分ほど遅れてたけど、ジェイに関しては「まぁ、外人だし・・」とか何とか言えば大丈夫だろう(笑)。
でも、その後はまた家をはさんで逆方向にトミーのレストランがあるので、引き返さなければならない。
しかも、今朝はどの道もめちゃめちゃ渋滞><
あーあ、ほんとに大雪ってキライ。

ジェイを降ろしてから、渋滞を避けるために少しショートカットしたんだけど、結局合流するところは渋滞。
それでも(少し時間短縮できたな・・・)と思っていると、えらい事が起きちゃいました(*´Д`*)

そこは三叉路になってるんだけど、交差点の中心に向かって緩やかな坂になっていて、しかも見通しが悪い難関。
トミーは前の車についていったんだけど、運悪くその坂の途中で停まることに。
(なんとなく嫌な予感・・・(* ̄- ̄))
と思ったら、案の定その予感的中!!

車が動きません
完全にタイヤがスリップして、前に進まない;;;ヤバイ
バックミラーで後ろを見ると、「うそ~」というほどの渋滞。
20台くらい後ろまで続いてるのが見えて、軽くピンチ。
(うーむ、こういう場合はどうすればいいんだろう
と冷静に考えようと、しばらく固まったりして(後続車は激しくイライラしてるはず)、ちょっと後ろに下がって勢いをつける作戦に出てみた。
だけど、朝の通勤ラッシュ。なかなか後ろに下がるスペースもなく、もうどうにもこうにもお手上げ状態になっちゃいました。

仕方なく、車を降りて後ろの車の運転席の窓をノック。
トミーがノックするよりも早く、なんとその車のおにいさんが道を外れて車一台分のスペースを空けてくれた!
(ナイス!おにいさん!!)
とりあえず、両手を大振りに振って、後続車に「バックしろよ!」とのジェスチャー(無駄だけど)をしてから、トミ車に戻ってさらにバックする。

気持ち的にはオリンピック並に、目の前に立ちはだかる坂を乗り越えるべく気合いを入れるトミー。
すると、自らの車をトミーのために反対車線を越えた店舗の駐車場に停めてくれた例のおにいさんがトミ車に近寄ってきた。
(よっしゃ!重ね重ねナイス、おにいさん!!)
そして、トミーは言ってしまった・・・
「ちょっと後ろから押してくれませんか??」(*´Д`*)サイテー

トミーがブルルンとスリップしながらもエンジンをふかすのと同時に、おにいさんが雨の中トミ車を押してくれた。
ジリジリとのぼり始めたので、一気にアクセルを踏んで坂のほぼ頂点まで行った!!
でもこのまま停まると確実にさらなる問題が発生しそうだったので、窓を開けて思いっきり叫ぶトミー。
「ありがとお~~!!ほんとにすいません!ありがとぉぉぉ・・」
と、なんとフェイドアウトでそのまま仕事に向かってしまいました。

バックミラー越しにおにいさんが雨をよけながら、後続車に片手を挙げて合図しながら自分の車に向かう姿が、かっこよかった・・・
ちゃんと車を降りて挨拶したかったけど、あの状況じゃムリ;;と自分を納得させて、心の中でももう一度(おにいさん、ありがとぅ・・・)とつぶやいたのでした。

仕事はギリギリセーフ。つーか、ちょっと遅れたけど平気だった。
あの坂で、もし後ろにビッチな女ドライバーでもいたら、車押してくれたかなぁ・・・
きっとトミーは完全にお手上げ状態で、JAFでも呼びかねんイキオイだったなぁ・・・(JAF入会してないけど;)。
まったく見知らぬ同士、たまたま居合わせただけなのに、テキパキと助けてくれたおにいさん・・・
あなたの愛を激しく感じました(/∇\*)
一日一善、おにいさんはもう三日分くらいの「善」をやっちゃったよ・・・

他人の愛をズバーンと受け取った日というのは、少々仕事で嫌な事があっても、
「それでも地球は廻ってるんだよ」
とか
「明日は明日の風が吹く」
とか、なんだかポエマーかつ愛に満ち満ちた気持ちになってしまいます。
トミーも人に優しい人間を目指そうと思った、月曜日の朝でした

バレンタイン♪

2006-02-14 | ラブリーなこと
とうとうゲットしました、ブレスレット。
去年のクリスマスから言ってたからねー。

バレンタイン
カナダ人は基本的にプレゼントを男性⇔女性、もしくは男性→女性というスタイルで贈るので、我が家ももっぱらジェイ→トミーとプレゼントが贈られます。
結婚してからずっとこのスタイルでやってきて、トミーはもう心の底から(シメシメ・・v( ̄Д ̄)v)と思っていたのに、日本の中学校で働き始めてから知恵をつけたのか(笑)、
「日本だと女性が男性にプレゼント贈るんじゃないのぉ~
とか言い出すジェイ。ムムゥ(`ε´)
「はい、確かに日本では一般的に女性が男性に贈ります。でも、私達はカナダ人なのですよv( ̄Д ̄)v なので、この場合プレゼントは男性から女性となるわけです
とトリビアの泉の解説の時のように丁寧に訂正、再確認しておいた(笑いをこらえながら)。

そんなジェイも買い物は大好きなので、大阪の「そごう」でアクセサリー売り場をウロウロしてるトミーを穏やかに見守ってくれていた。
そしてトミーが選んだのは昔から好きな「courreges」。カジュアルだし、値段も手ごろだし、何よりもデザインがトミー好み。
それでもはじめはシルバーのブレスレットを試着してみたりしてたんだよねぇ。
するとジェイが横で「ゴールドにしたほうがいい」と言う。やっぱり来た!
中国人は基本的にゴールドが好きなのです。しかも、14Kよりも18K、もちろん24Kが一番好き。
(トミーは24Kはキライ。柔らかすぎて、ダメ><)
トミーのブレスレットは、白金(ホワイトゴールド)18Kで、小さいけれど真ん中にcourregesのロゴが入ってます。
とても気に入って、とても嬉しいバレンタインでした(/∇\*)

京都・三十三間堂

2006-02-14 | 今日のトミー
昔、トミ父母と行った事があって、その時にものすごく感動した三十三間堂。

JET友達のアンディー(イギリス人)とトミーはセンスが似てるのか、
「京都行くなら、三十三間堂だよねぇ~
と言い合ってたので、それを聞いてるジェイがぜひとも行きたいと強く言っていた。

「撮影禁止」とされているので、写真は撮れなかった。
でも、トミーたちはいつも旅行に行くたびに、その土地のポストカードを自宅に送るという楽しみをやっているために、今日ポストカードが届いていた。
そこには、こう書かれてます。

<<三十三間堂内陣>>
後白河法皇が建てた蓮華王院の本堂、現在の建物は文永2年(1265)の建築で、桁65間、内陣の柱の間が33あることからこの名がある。内陣にある1001体の観音像は建物と同時の作品である。


ちなみに英語版もあって、そこにはちょっと違うことが書いてあって、なんだか混乱してしまいます。英語版は、

<<Sanjusangendo Temple Kyoto>>
This holy building founded in 1164 at the demand of Emperor Goshirakawa was reconstructed in 1226 as seen today after it was burnt down. On the both sides of the central image stand in regular order one thousand images of Kannon who are as tall as human height.


コレ、日本人が書いたんじゃねーの?笑
ま、いっか。

とにかく、まだ行った事ない人はぜひ行ってみてください。
清水寺と同じくらい、とにかくすばらすぃよ。

さらに、三十三間堂の目の前にある、京都国立美術館。
あいにく時間が遅くて閉館してたので、正面玄関の写真だけ。
雲がとても良い具合に写っていて、なんだかヨーロピアンだなぁと思いました。

焼肉バトル

2006-02-06 | 今日のトミー
日曜日。

ジムへ行った。
普段は夜行くことが多いので、週末など昼間のジムは新鮮でいい。外の景色が見えるのがいい。
特にトミーたちが会員になってるフィットネスクラブは、大きな窓が外に面していて、そこから目の前を大きな川が流れています。
昨日は天気も良くて、水面に反射する太陽光があまりにも美しく、普段はガリガリと走るトミーもゆったりと歩くことにした。
ウォーキングは長時間する分にはいいけれど、20~30分くらいだと心拍数が全く上がらなくてあんまり意味がない。
特に川を見ながら(あぁ、川って見てて飽きないなぁ~)とか思いながら歩いてると、心があまりにも穏やかになり心拍数も90以上あがらない(´・ω・`)ダメダメ
なので、途中で5分ほど走って心拍数をとりあえず135くらいに上げてから、またウォーキングに戻しました。
(通常、脂肪燃焼などに効果のある有酸素運動は、心拍数120~160くらい)

帰宅したらすっかりお腹すいちゃってた。
よく考えたら、ブランチのパンケーキだけでちょっとお腹いっぱいになったような気がしたけれど、ほとんど野菜ばっかり食べたんだっけ?

夕方、「今晩は何食べようか~」と言うジェイに、
「焼肉!!焼肉!焼肉!焼肉!!!」
と叫ぶ。
実は、もう2ヶ月くらい、
「あー、なんか焼肉食べたいなぁ~('-'*)」
と言い続けていたトミーなのに、なぜかタイミングが悪く行く機会がなかった。

5時半ごろ家を出て、お気に入りの焼肉屋さんへ向かった。
トミーはすでに心も体も「焼肉モード」。完全準備万端よ、ウフ。
到着すると、車はすでに6台ほど停まっていたけれど、これなら待たなくていける・・・シメシメと思った矢先、トミーの隣りにカップルがぎゅ~んと車を停めた。
トミーはジェイに、
「あ、あのカップルには負けられないからっ!!」
と勝つ気マンマンで、猛スピードでエンジンを止めて、上着とバッグをつかんで車から飛び出る。
ジェイに、
「Hurry up hurry up!! Go! Go! Go!」
と激しく急かす(笑)。
ジェイもノリノリだから、
「OK!」
とか言って、小走りに店内へ滑り込む。ナイス!わかってるわぁ~。

そして、「こちらのお席へど~ぞ~」と言われて誘導された時のトミーの心境といったら、ほんとに子ども2人くらい産んじゃったくらいの充足感・満足感(産んだことないけど)、そしてニヤけるほどの優越感。

カウンターっぽくなってる席について、ほっと油断してると、なんとさっきのカップルがトミーの真横に座った!
(なぬっv( ̄Д ̄)v 戦いはまだ続いていたか・・・><)
ジェイは日本語のメニューが読めないので、大体の食べたいものを聞いたらトミーがオーダー。
「ぴ~んぽ~ん」
と呼び出しベルを鳴らすと、ほぼ同時に隣りのカップルが鳴らした。
そして、店員がなかなか来なくてムムムと思ってる間に、反対側にまた違う初老カップルが座った。
トミーはジェイに、「もっかい鳴らして!」とベルを押させるんだけど、3組のカップルが競うように「ぴ~んぽ~ん」を押しまくる始末。落ち着け、みんな!

そして飛んできた店員が最初にオーダーを訊いたのが、なんとトミーたちの隣りに車を停めて、後に入ってきた例の宿敵カップルだった!
(*´Д`*)そんなのないよぅ

トミーはジェイにだけ聞こえるように、
「トミーたちのが早かった!」
とボソボソ言ったんだけど、もうここまできたらどーでもよくなって、後は焼肉に集中することにした。
とにかく、自分の中で勝手に勝負すると、どーでもいいこともスリリングで楽しいと実感した日曜日の焼肉屋さんでした。

帰りの車の中で、トミーは4回くらい
「あぁ~、ほんとに美味しかったね~( 〃∇〃)」
と言ってしまうくらい、堪能しました。