◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

ツール・ド・フランス2005その3

2005年07月16日 01時34分15秒 | 音速の名無しさん
 今回は久々の平坦ステージ。
総合の動きはちょっと一休みな感じです。

 その前に、前(前)ステージで、一度はマイヨジョーヌまで着たCSCのフォイクトや、
ポイント賞ダントツTOPを走っていた、ボーネンが、何とリタイヤですよ!!
もうビックリです。

 まぁ、そんな波乱も有り、今日は5人が逃げを打つ展開。
しかしポイント賞TOPのボーネンが居なくなった事で、俄然マイヨベールへのモチベーションが上がった、
スプリントの勇、ロビー・マキュアンのチームメイト達が、俄然頑張って集団を牽引して、
五人衆をジリジリと追いかける展開。
 その差30秒程に成ると、集団からシャバネルが飛び出して、遂には五人衆に追い付く、
 シャバネルの飛び出しを切っ掛けに、集団も俄然ペースを上げて来るが、
しかし六人衆も負けじとアタックの掛け合いで、集団を寄せ付けない。
 そんなアタック合戦から、ホーナー、シャバネルの二人が逃げに成功するが、
後方の集団も、ペースを落さずにジリジリと二人ににじり寄る。
 タイム差と、残り距離でもかなり微妙な状況だったが、ゴール前僅か数十メートルで、
奇しくも二人は、そのまま集団の、ゴール前争いに飲み込まれてしまう。

 そして優勝は…

 ロビー・マキュアン!!

 これで一気にスプリントポイント賞、マイヨベールも視界に入ったかも知れない熱い展開だ。
 最後の差しを見せたマキュアンも凄いが、最後は力尽きて崩壊はしてしまったが、
中盤までマキュアンの為に、集団を引っ張り、先行軍団との差を詰めさせた、
献身的なチームメイト達の働きも見逃せない。
 ゴール後、マキュアンが、一目散にチームメイト達を労いに行った事も、胸を熱くさせる好レースだ。

 明日からは、遂にピレネーの山登りだ。
実力の差が、試される山岳ステージで、マイヨジョーヌのアームストロングの有利は変わらないだろう。
しかし、山岳賞保持者の、ラスムッセンが、全選手中唯一ランスとの差が1分以内だ。
と言う事は、ラスムッセンが山岳ポイントを取ろうとすると、必然的にランスとの総合争いに突入しかねない。
 まさにガチンコ勝負で、楽しみな展開だ。
 また、今大会で影を潜めてしまっている。ピレネーの英雄、イバン・マヨの活躍は見れるのか!?
 本当に、興味が尽きない所なので、今まで以上に見逃せない!!