ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~ずーっと居たい所~

2009-12-14 14:11:16 | ポエム

時々やってくる
奇跡のトルネードの中に居るとね



まず苦しいことに
微笑みを向けられるの
そして人には
ふあっとした感情だけを
向けられるの



つまりね
まず
苦しんでることが
すぅーって透けていって
よぉーく見えるようになって
(そうなんだ
(分かった
って
その苦しみに
微笑みを向けられるようになるの
すると
ふあっとした感情だけで
人に向かえるようになって
不確かなこと言ったり褒めたり貶したり
誰ともしなくなって
そして
何だか
とても楽しくなって
思わずにたって笑っちゃったりするの
それが私とても好きなの



だから
奇跡のトルネードの中に
ずーっと居たい





~秋・2009~

2009-12-14 13:52:18 | ポエム

ガラス戸越しに 静かな秋の陽 あたたかい
真っ青な空を、肩で吐く
命の暮れをささやく落ち葉 潜りこんでる
産まれたばかりのちいさな命
黄色く咲くのかなー


(土は黒い 枯れてはいない


ガラス戸を開けた


(仰ぐと 青が燃えてる その透度がうつくしい


青にいぶされ、こおばしくただよう木の葉の気泡
かこんでくるからソーダーみたいにわたしに飲まれ
て、わたしは弾かれて
わたしの奥にいるちいさな命
に会いたくなる


(燃えてる青からぽろぽろと消し炭みたいに剥がれ産まれる鰯雲


会いたい
会いたくて
抱いた
まるでわたしが
わたしを抱くように


(抱くように青い火の粉 身をうねらせて鰯雲を飲みこむ


ガラス戸を閉める

そして
わたしは
わたしの奥にいるちいさな命に
はやく会いたいのと
遠慮気に伝える
まるでわたしがわたしに伝えるように



(青は孕んで、赤色を吐きながらウォーターフロントへとほどけてゆく



ひたひたと
ホモサピエンスの生活の汽笛が
彩色をはじめる
現り現りと
港が発色し
ざわめき
わたしは
また
吐いてしまう



黄色く




ちいさな命(あした咲け(((