〈2016.10.09 sun〉
「第2回彼岸花映画祭 in 津」
日時:2016年10月9日(日)
12:00 開場
12:30 第1部「映画音楽の名曲コンサート」
14:20 第2部「映画上映『東京物語』」
場所:三重大学三翠ホール
主催:彼岸花映画祭実行委員会、
共催:三重大学
y子さん・m子さん・tomtomの3人で「第2回彼岸花映画祭 in 津」
映画看板職人 紀平昌伸氏の描く小津安二郎監督
映画看板職人 紀平昌伸氏の描く女優原節子さん
『東京物語』は1953年に公開されたモノクロの日本映画
監督 小津安二郎
主演 笠智衆・原節子
昭和28年度文化庁芸術祭参加作品
年老いた両親が独立した子供たちに会うために上京する情景を通して
家族の絆・夫婦と子供・老いと死・人間の一生を小津の視線で描いた作品
「ロー・ポジション」
カメラを固定して人物を撮る「小津調」と形容される独自の演出技法で、
家族を丁寧に描く。
家族という共同体が年を経るとともにバラバラになっていく現実を、
独特の落ち着いた雰囲気でつづっている
スクリーンの中の本物の昭和が懐かしい
63年前も、親は「孫より子どもがかわいい」と云い
独立した子ども達は多忙な日常の中で親の存在を忘れがち
長年暮らした老夫婦の阿吽の会話に、昭和を感じる
モノクロのスクリーンから伝わる家族の現実は
今も昔も変わらない
秀逸でした