入江に建つこのホテルからは、左手に菅島・答志島、伊勢湾のかなたに神島を望むことができます。漁船が漁をする様子や遠くをタンカーが進む様子を、時間を気にせず眺める贅沢がここに来る楽しみのひとつです。お天気が良ければ浜辺を散歩したり、時にはウェディングに遭遇する事もあります。
家族が揃って健康でよい年末を迎えることができた事に感謝し、来年も同じようにこでよい時間を過ごせる事を願って帰路に着きました。
'07のお楽しみの最後に、家族で「タラサ志摩」に出かけました。高齢で遠出のできない両親のため、近くでゆったりとした時間が過ごせ、少し贅沢なお料理を楽しめるこのホテルを選びました。
タラサ志摩には温泉が無いので、私達は車で20分程で行ける「志摩スペイン村天然温泉ひまわりの湯」で汗を流すことにしました。17:00頃だったので宿泊のお客様も多く、ちいさい子どもさんを連れた家族で賑わっていましたが、施設が広いのでゆったりと入浴を楽しみました。
夕食はフレンチレストラン“ルミエール”で「冬のコース」をいただきました。
<蟹と冬野菜のお菓子仕立て>
タラバガニ・キャビア・イクラと、トマト・キューリ・セロリのハーモニーが、この後から饗されるお料理を想像させます。
<海老のスープ レモンとカルダモンの香り>
手長海老の味わいと海老のムースの食感が、濃厚なスープによく合います。
<ホロホロ鶏のファルシ シェリービネガー風味>
グリルしたホロホロ鶏の香ばしさが温野菜とマッチ。
<地魚のソテー ケッパー風味トマトソース>
金目鯛のソテー(脂がのって美味しい!)
白ねぎのグリル(白ねぎの甘みとグリルした香ばしさがよいハーモニーです。)
ほうれん草のソテー(ほうれん草の赤紫色の根っこに甘みが凝縮されています。)
<伊勢海老のポワレ アンディーブのキャラメリゼ添え>
伊勢海老は味噌まで美味しい!
<特選牛のグリエ 2種類の芋と茸添え>
やわらかい霜降り牛のステーキはジューシーな脂肪が舌の上でとろけます。
<デザート>
ナッツがたっぷり入ったアイスクリームにチョコレートを載せていただきます。
約2時間の夕食を終えた後、部屋で寛いだ時間を過ごしました。
クリスマスイブは、「行ってみたい」と思っていた“中島みゆきコンサートツアー2007”に出かけました。
観客の大半が団塊世代で、ほとんど「じーっと聞き入る」的なお客さん達でしたが、アンコール曲の「地上の星」では全員が席を立ち手拍子で心の底から漲る情熱を表していました。
今年は、ユーミン・桑田さん・みゆきさんと、私の青春時代にデビューし、今なおスターの座に君臨し続ける50代のアーティストのツアーを観る機会に恵まれました。
50代になると「キャピキャピ」した表情や態度を表現することはあまりありません。でも一人ひとりの心の中には滾るものが必ずあります。優しい気持ちで心模様を詠う様子に、前向きに生きる勇気や元気を貰いました。
桑田佳祐さんの5年ぶりのソロツアー【WONDA presents 桑田佳祐 LIVE TOUR 2007 呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW】に出かけました。
19:00開演にもかかわらず、いつもの出勤時間より早い出発です。
名古屋駅には10時頃到着。本日のもうひとつの目的“ロートレック展”のチケット購入のためJR名古屋高島屋に立ち寄り、栄の「愛知県美術館」に到着したのは11時前でした。見学前に「お腹空いてない?」「集中力で見学したいから、その前にまずリラックス!」ということで、老舗の珈琲店「ペギー珈琲栄店」で小休止。落ち着いた雰囲気と趣味の良いJAZZとコーヒーの香りがやさしい空間のお店です。丁寧にネル点てしたグァテマラと、香料の入っていない本物の林檎ソースのかかったレアチーズケーキをいただきました。
平日のお昼時間のせいか“ロートレック展”の会場に人影はまばらで、イヤホンガイドを聞きながら約一時間の見学を終えました。
ランチは「すぱげてい屋 金太銀太」で私の定番たらこイカ雲丹のパスタとガーリックトーストを注文しました。アルデンテの麺にたらこと雲丹の香りが絡み、生イカのもちもち感と相まって他ではいただけないおいしさでした。
栄でショッピングを終え、JR名古屋駅中央通りの「驛釜きしめん」で早めの夕食を済ませました。“名古屋”なので「きしめん」をいただきました。やっぱりこういう色のお出汁が馴染みます。
せっかくなので“JR名古屋駅タワーズライツ”も見学しました。
19:00の開演に間に合うよう18:00頃JR笠寺駅に着きました。出札を出て日本ガイシホールに向かおうとする行列と、自販機で帰りの乗車券を買う長い行列とがぶつかり合い、駅の構内は大勢の人で溢れ返るようでした。
日本ガイシホールの入り口にも行列、ツアーグッズの売り場にも行列です。桑田さんをスポンサリングする缶コーヒーWONDAの立看板の前にも行列でしたが、一瞬の隙を突いてデジカメに収めました。
5年ぶりのコンサートは大盛況で、最初の曲のイントロと同時に全員「起立」で盛りあがりました。
51才の桑田さんのパワー・優しさ・色気 etc. どこをとっても“かっこええ”“こんな中年おらへんわぁ”です。
約三時間に渡る歌とトークの最後は「明日晴れるかな」でした。
会場を出た場所で、スポンサーさんから私達に“WANDA”のプレゼントがありました。
頑張る桑田さん
応援するアサヒ飲料株式会社さん
喜ぶファンの私達
これって「三方一両得」ですか
姫路城見学前の昼食に「にゅう麺」をいただきました。薄口で色白のお出汁でした。
「にゅう麺だけではお腹空くかも?」というとこで「鯖寿司」と「明石焼き」を追加注文しました。
「ときわ別館」さんの中庭です。「雪吊り」「雪囲い」は私の住む地方では見られない、珍しい冬の情景です。
朝食にも心尽くしのお料理が並びます。
豆乳豆腐(お豆腐が温まる頃、豆乳の表面に湯葉ができます。)
若狭カレイ(柳ムシカレイ)の干物(脂がのってこんな小ぶりでも身が厚く朝食の楽しみです。)
温泉卵
豆腐の簾巻き
ほうれん草のおひたし etc.
夕方城崎に到着しました。お宿は「ときわ別館」さんです。和風庭園を取り巻くように客室が配された日本建築の旅館です。設備やお料理そしてサービスにも行き届いた心配りの感じられる何度でも訪れたくなる旅館です。
城崎温泉の外湯巡りは松葉蟹料理とともに城崎旅行の楽しみです。夕食までに旅館から近い“鴻の湯”で旅の疲れを癒しました。
湯上りにいただくビールは城崎温泉ラベルでした。
日本海の冬の味覚松葉蟹づくしのお料理です。
お刺身(蟹の身と殻の間の旨みを逃がさないため、ときわ別館さんのお刺身には花が咲いていません。)
茹で蟹(ほぐした蟹の身を蟹味噌でいただくのが最高です。)
焼き蟹(蟹の身がぷっくりとしたら食べごろです。)
蟹スキ鍋(蟹をいただいた後ご飯を足して雑炊でいただきます。濃厚な蟹のお出汁がご飯にしみて、お腹いっぱいでもこの雑炊は別腹です。)
天麩羅
蟹豆腐 etc.
松葉蟹の会席料理を、お部屋でゆっくりと時間をかけて堪能させていただきました。
この蟹の殻が一人分です。(失礼致しました。)