風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に

短歌や俳句の鑑賞を楽しみ、歴史上のエピソード等を楽しみます。
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をみなにて 山川登美子(比歌句 36左)

2018年05月19日 | 和歌

をみなにて又も来む世ぞ生まれまし花もなつかし月もなつかし 山川登美子(やまかわ とみこ)

 

美しい歌だ。美しい心だ。何という心の強さだ。

 

花を見てなぞ懐かしと思ふらむわが前の世はをみななるかな 風天道人

吾柩守る人なくおくらるゝ野のさびしさを思ふけふかな 山川登美子

夫から更に兄姉最愛の父を送りし後の棺ぞ 風天道人

今の我に世なく神なくほとけなし運命(さだめ)するどき斧ふるひ来よ 山川登美子

“とみ”の名を授かりながらはかなくも散りしみ影にあるやまと歌 風天道人

父君に召されていなむとこしへの春あたたかき蓬莱のしま 山川登美子

蓬莱の島暖かくござそろうそろそろ穢土へ戻り来まさな 風天道人

 

実は一昨日は酔っぱらっていて、何を書いたのかも分からない状況だった。

文書が下手なのはしょうがないとして、誤字脱字がなくてよかった。(たぶん)

思いもしなかった歌を取り上げたので、比歌句にあれこれと迷った。

山川登美子の歌の解説が浮かんでこなかった。

どういう訳か歌が浮かんできたので、そのまま書くことにした。

 

山川登美子のことを知りたい方は 「明治人物ファイル」

http://www.ofko.jp/mimigaku/meijijinbutsu/meiji-e7.htm

上記サイトの更新は、2001年1月で途絶えているのですが、とても参考になります。

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