風天道人の詩歌、歴史を酒の肴に

短歌や俳句の鑑賞を楽しみ、歴史上のエピソード等を楽しみます。
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その友の 与謝野晶子(比歌句 38 四)

2018年05月25日 | 和歌

その友のもだえのはてに歌を見ぬわれを召す神きぬ薄黒き 与謝野晶子(よさのあきこ)

「その友は身もだえながら歌を詠むという。(私は、神様の告らす言葉を歌にしています。)私をお招きになる神様は、薄黒い着物を召されています。」

 

晶子にとって「歌」とは、考えるものではなく、浮かび出て来るものだったのだろう。

しかも、その言葉は神様がおっしゃたこと。つまり、晶子は巫女(或いは、イタコ)の立場であると言っているのだ。

だから、大胆な歌を堂々と発表できたのだと思う。


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