その友のもだえのはてに歌を見ぬわれを召す神きぬ薄黒き 与謝野晶子(よさのあきこ)
「その友は身もだえながら歌を詠むという。(私は、神様の告らす言葉を歌にしています。)私をお招きになる神様は、薄黒い着物を召されています。」
晶子にとって「歌」とは、考えるものではなく、浮かび出て来るものだったのだろう。
しかも、その言葉は神様がおっしゃたこと。つまり、晶子は巫女(或いは、イタコ)の立場であると言っているのだ。
だから、大胆な歌を堂々と発表できたのだと思う。
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