書(ふみ)の上に寸ばかりなる女(をみな)来てわが読みて行く字の上にゐる 森鷗外(もり おうがい)
比歌句38で、与謝野晶子の神様や物の怪に関する歌を取り上げたので、外の人の歌も取り上げてみようと思った。
森鷗の歌で今のところ唯一気に入っている歌だ。
森鷗の前に現れた“寸ばかりなる女”は、どうも座敷童(ざしきわらし)の仲間ではないか。
鷗外も楽しそうだ。私の前にも表れてくれれば、読書も進むのに。
この鷗外の体験を味わいたいならば、ディスコトップマスコットをインストールすれば良い。
ただ、どうせなら読書人向けのマスコットを開発してもらいたいものだけれど。