墨つくり
2006-07-29 | 諸々
近くの小学校の体育館を借りて、
今日から2日間、
書道仲間20人ほどで錬成会を始めた。
まず、墨作り。
写真の通り、ボンドとすすを混ぜて作る。
大量に必要なので、
たらいに3つほど作る。
すすを吸いながら?
根気のいる仕事だ。
こねて、こねて、
つやが出てきて、
墨の出来上がり。
でも困ったことに最近すすが
大幅に値上がりしたから、
つらい。
夏になると、
仕事場のドアを開けていなければ暑い。
でも、なんか殺風景なので、
ふと思いついたのが、
大事にしまってあった
こののれん。
芹沢介の「いろは」のれんだ。
藍色と白のバランスがいいね、
涼しげで。
もちろん、「いろは・・・」という文字もいい。
ゆったりと大きくゆらいでいる。
料亭?ラーメン屋?と言う人もいるけど、
それでもいいのです。住人が気持ちよければ。
これを欲しがる人がいるけれど、
絶対あげません。
わが仕事場の
トレードマークにしようと
思っているのですから。
ジャズが好きなものだから、
ついついジャケットに惹かれ、
買ってしまった。
PE’Zも気になるバンドだったし。
この字は実に潔い。
上手いとか下手とかを超えている。
変にこねくり回して、
うまいだろうという感じで書かれた字より、
ずっといい。
ストレートに気持ちが伝わってくる。
筆運びの息遣いが聞こえる。
そして、
音楽もいい。
これまた潔いのだ。
我々はこう表現する、
というスタンスがはっきりしていて、
まさしく、日本人のジャズ。
そう思えた。
本当に「潔い」に尽きる作品。
「ゆめを・・・・」
ひらがなの「ゆめを」をモチーフに、
ダンボールを使って、
墨はメタリック系で。
明るく、ふわっと、
空間にこだわった作品。
夢を求めて・・・・かな。
夢を持とう・・・・かな。
見る人の想像にまかせます。
70cm×70cm