気
「気」
「おもいっきり書道」というイベントで、
小学校2年生の男の子が書いた「気」
私の気になる作品のひとつ。
一画一画気合を入れ、
小さな身体を使い、
真剣に書き始めた。
3画目の途中あたりで全部入らないことに彼は気が付いた。
「はみ出してもいいよ!」と私がアドバイス。
しかし、彼は器用に4画目の終筆の方をまとめ、
最後の「メ」を小さく、でも気合を入れてまとめた。
ほほ笑ましい。
まさしく童心が見える。
線は逞しいし、快作だ。
こんなに楽しい作品に出会えたのは久しぶり。
120cm×120cm
先日、地元新聞社主催の
「おもいっきり書道」というイベントがあった。
対象は小学生。
市内から15人の小学生が集まり、
大筆で思いっきり大きな作品を書いた。
一般市民の見学も多く、
子供の奮闘に大きな拍手が。
作品の大きさは120cm×120cm。
今年はこのような企画を多く担当させてもらっている。
書道の楽しさを知ってもらうためには
大変ありがたい企画。
明日は、この中から
気になる作品を一点紹介しよう。
過去に私は何回か
音楽とのコラボレーションを楽しんできた。
ほとんどジャズだが、三味線としたこともある。
そして今回は箏。
これが、昨日の
箏とのコラボレーションで書いた作品。
揮毫した曲は宮城道雄作曲の「水の変態」。
書はその曲の中に出てくる、
霧、雲、雨、雪、霰、露、霜の七文字。
大きさはパネル一枚がほぼ130cm×70cm。
揮毫中の写真はないので、
書き上げたものを吊るし、
次の演奏に入ったところを紹介します。
こうしてながめると、思うようには書けていなかった。
書き出しが硬くなってしまい、それがあとまで響いた。
お客さんが多数いたからではない。
きっと箏という独特のリズムのためか。
つぎつぎと書きながら、即興でバランスをとっていく。
つまり、どんどん予定が変更されていく。
やっと、後半になって、
自分の思うイメージ、つまりリズム感が出てきたか。
吊り下げてみると
舞台装置と照明のおかげで、出来は別として書が生きている。
このような機会を与えてくれた関係者に感謝。
この経験を生かし、またチャンスがあったら今度こそ・・・・。
先ほど箏とのコラボレーションを終えて帰宅。
演奏にあわせて書いたのだった。
この写真はそのパンフレット。
ゲストなんて書かれて、
恥ずかしい。
作品はやっぱり思うように書けなかったが、
即興と考えればそれもまた良し。
と、いいように解釈している。
書いた作品は明日UPします?