最近は動画編集,何もやってなかったのですが,
「予算も依頼先もなくて本当に困ってるんだったら根性でやります」
と、みんなの最後の砦の保険のつもりで言ったら、
検討なしでそのまま私が担当になりました。
なんで?!
コーデック,画像のサイズ,フレームレート,ビットレートが異なるビデオを結合する必要がありました。
Adobe Premiere Elementsを使っていた時とは時代が違うんだよなぁ。
しかし、画像処理は私の分野。
1画素どころか1ビットから読んできた経験から、
何をするべきかの道程はすぐにわかります。
しばらくその分野を離れていたので如何せん道具がないけど
残された時間もないことから
と
Microsoft PowerPoint
を道具として使いました。
PlayMemoriesの動画切り出しは、コマ単位の微調整はできないけれども、それなりに使える道具でした。
こま切れ状態で11個のmp4ファイルができましたが、
そのまま順番に読んでというのはちょっと手間なので、
できるだけ少ない数にしようと、PowerPointにひとつずつ入れてからExport。
私の得意はFeature Extraction - つまり公約数を抜き取ることですが、
ここでやるのはその逆で最小公倍数を計算して出力すること。
レベルは低いけど、環境さえあれば安易な解決法です。
結局、コーデック,画像のサイズ,フレームレート,ビットレートが異なるビデオを結合するために6GBちょっとのファイルが20GB弱になりました。
仕事としては美しくない。
危険予知と、数が多くて長い工程の作業に対して最小のオーバーヘッドしか出さなかったので、TOC (Theory of Constraints)的には極限美だったかな。
動画処理は大変かもしれませんが,やっぱり面白い。
でもよい環境が欲しい時代です。
Imagine Rotary.