会社の会議用機器を購入するために近所のヤ○○電機に行きました．
コンピュータならともかく，家電の部類になると，うちの通常の仕入れではたまにえげつない掘り出し物があるくらいで，調査も自分がすべてしないといけないし，あまりメリットがないので，近所のヤ○○電機に行くことが少なくありません．
駐車場には入りにくいですが，皆さん真面目だし，分からないことがあっても一生懸命調べてくれるし，何よりも昔仕事で絡んだ信頼できる同姓の知人がいるので，安心して買い物ができます．
夕方にも相談しに行って，一旦戻って設置場所の寸法を測って，下調べをしてから閉店間際にもう一度行きました．
寸法・機能等こちらの要望とあう商品の前に来て，価格を見て愕然としました．
予算オーバーです．
あきらめて違う規格のものにするか，他メーカーのものにすることで自分自身を納得させようとしましたが，余りにも後ろ髪ひかれてしまって，その商品を見つめたまま立っていました．
喉を痛めているため大きなマスクをして，しかも無言だったので，少し気味の悪い客だったかもしれません．
若い店員さんを見つけて，いくつか技術的な質問をしました．
回答が返ってくるたびに，更にその商品が欲しくなってしまいました．
値段のことは最初口に出すまいと我慢していましたが，ヤ○○電機さんはポイントも絡めた営業をしているので，それも絡めてなんとかならないかと，相談してみました．
どんな値段を期待しているのかと問われてしまったので，軽く下調べした資料を渡した瞬間，店員さんから笑顔が消えてしまっていました．
値段のことはどうにでもなるんだけど，いろいろ相談もさせてもらっているし，ここで何とかしたいんだけど．．．と伝えると，すったもんだがあったみたいでしたが，こちらが驚くような値段を出してくれました．
しかも，その商品にはいろいろおまけがついていて，罪悪感まで感じそうです．
体調が悪いので感動しても反応は鈍く，珍しく口数少なくゆっくりとした口調だし，黒ずくめの服装で大きなマスクもしているので，脅されているように感じなかったかなぁ．．．と心配もしたり．
帰ろうとすると，そのお店で働いている知人に会いました．
マスクを取って，挨拶をしました．
「買わせてもらいました」
でもあまり良い客ではなかったであろうことは伏せておきました．
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