心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

バイキング「ラピュタ」

2009-04-10 | 日記
果樹園の中のランチバイキング
『ラピュタ』という店に友人が案内してくれた。
友人からは、「朝食をごくごく軽くしておくのよ」との通告あり。
友人宅から私の家までは車で40分ほどの距離がある。
お互いの家から40分ほど走らせる場所で待ち合わせをした。
丁度、三角形を描く形である。

待ち合わせ場所に一台の車を残して、友人案内で出かけた。
受付は11時30分。
少し渋滞もあり、その時間には間に合わなかったがお腹も程よく空いて
十二分に食べれるぞと意気込んでその時を待った。
受付から40分ほどの待ち時間で整理券が22番。
平日だからこれくらいの待ちで済んだと友人は得意げに言う。
土日はとてもそうはいかないようだ。

待っている間、「『ラピュタ』つて何処か聞いたような気がするな・・・。
もしかしたら宮崎駿さんの「天空の城ラピュタかな」って言ったら友人は笑った。
でも、私は雰囲気からして、きっとあのラピュタに違いないだろうと思った。

この店は田川郡川崎町という所にあって随分と山奥にある。
途中、道案内の看板が出ていたが、油断すると見落としそうな小さいものだった。
それにしても口コミというものはたいしたものだと思う。

案内されて席につくと椅子の下に駕籠が置いてある。
バッグや持ち物を入れるような心配りだ。
ウェイトレスの笑顔が雰囲気を優しく包んでいる。
「慌てなくても大丈夫ですよ」と言ってくれているような動作が気持ちを和ませる。

早速、30センチぐらいの洋皿に料理を取り分けて回る。
バイキングのメニューは50種類もあり、一口ずつにしても皿には載らない。
殆どの料理に野菜が使われており、すぐにお腹がすくからと高をくくって
3回ほど席を立ち珍しい物から手を付けていったが、とてもとても・・・。
それでも懐かしい味の物があり、何かと尋ねれば「おこげのあんかけ」とか。
これは見逃せない。
ちょっぴりおしゃれの服を着ていったが、人に見られないように
こっそり脇のファスナーをずらすはめになってしまった。

こんな山の中に、しかも道幅は狭く、いちご農園やぶどうの果樹園の中に『ラピュタ』
という名の店が繁盛するにはそれなりの訳があるのかもしれない。
殆ど女性客で占めているが家族連れも結構多くいて、
平日でも時間の余裕のある人が大勢いることに、これまで働き詰めの私にとっては驚きであった。

ランチの値段は1480円
手作りのパン・ジャム・野菜なども販売されていた。
しかし、ランチルームを出て、展示されている店内を見渡すと何もかも売り切れ状態。
きっと限定された分量なんだろう。
となると人の心理状態を研究した人が経営者かなと思ってしまう。

春の日の穏やかな一日・・・。世界を一つ広げてくれた友人に感謝。





コメント
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