心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

僻み

2010-04-07 | 日記
不思議な光景を見ています。
テレビのニュースです。
大学の入学式に親が出席するため、入学式が2回にに分けて行われると言う。
世の中が変わったといえばそれまでかな。
我が家の子供たちは、まだ奨学金の返済が続いているだろうと思うと、
高校生への授業料の無償化さえも恨めしく感じます。
長男は東京の大学を受験し、仕送りの無い生活で5年間かかって卒業しました。
慶応大学は「お坊ちゃま大学」なんて言われますが決してそんなことはありません。
福沢諭吉の精神が貫かれています。
でも、今日のテレビを観ていると変わってくるのでしょうか。
長男は、大企業には就職しませんでしたが、コツコツと頑張っています。
そんな彼に「ごめんね」と言ったことがあります。
すると、彼は言いました。「もし、子どもが出来たとしても自分の力で行かせるよ」と。
親がボンヤリですから子どもはしっかり育ってくれました。
働くばかりの親でしたが周りの人たちが共に育てて下さったのです。
今回、「社会が共に育てる」ことを謳っての無償化ですが、
果たして効果の程はあるのでしょうか。
子どもたちを育ててもらった当時の意識とは違った方向に向いているような気がします。
大学の入学式にも卒業式にも参加できなかった僻みです。
東京に憧れて行った息子なのに10年経っても田舎臭さを残したままで未だに独身。
コメント (6)
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