(ウエーブ上では蜘蛛の巣が見えづらいので、拡大した下の写真で確認して下さい。)
逗子アトリエの周りは自然が残っている。先日、披露山庭園住宅から小坪漁港に行く道の途中でナガサキアゲハの交尾を見た。数年前より西表島でマングローブの取材をしているので、昆虫や鳥などの動物も撮影している。初めは、よく見えなかった。目を凝らしてみると蜘蛛の巣が見える。ナガサキアゲハのオスの羽は欠けている。そこにきれいなメスが交尾をしている。オスはおそらく蜘蛛の巣にかかり息も絶え絶えの状態で死にかけているに違いない。オスは渾身の力でメスと交尾しているのだろう。そじて新しい生命が誕生するのだろう。私はこの1枚の写真で生き物の生と死の連続性を感じる。そして誰もがおとずれる死を感じざるを得ない。
ニコンD810 AF-S VR Nikkor24-85mmf/3.5-4.5G iso800 F8 1/30秒 WBオート