長島敏春「逗子日乗」(旧「生命のサンゴ礁」)

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。「生命のサンゴ礁」を開始。2023年に「逗子日乗」とする。

サンゴ産卵の一瞬 石垣島

2010年06月02日 | 石垣島

5月25日が初日の産卵、この写真は26日2日目のサンゴ産卵です。場所は大崎。

卵のように見えるのは「バンドル」と呼ばれる卵と精子が入ったカプセルです。

写真はサンゴのポリプに「バンドル」が出始め、放出した瞬間を撮影しました。私は一枚の写真の中にこの瞬間を凝縮しました。
なんとか一枚の写真で産卵の全てを表現したかったのです。産卵の時間は20分でした。その時間の一瞬の撮影でした。

放出された「バンドル」は海面に上昇しはじけて、他の個体から出た卵や精子と出会って受精します。したがって一つの個体が産卵すると他の個体も産卵するとされています。
受精した卵から翌日にはプラヌラ幼生が生まれ、水中を移動し新しい場所に定着します。そこでたった一つのポリプからサンゴは成長を始めます。


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バンドル (keiko)
2010-06-03 12:55:58
こんにちは。
バンドルって言うのですね。ピンク色をしていてとても可愛い。
生命の生まれる瞬間を切りとった写真、本当に美しいと思います。
次回のアップ楽しみにしております。
返信する
Unknown (サンゴくん)
2010-06-03 14:46:37
keikoさん、いつも見てくれてありがとう。
産卵の瞬間は美しく神秘的でした。
今写真を整理していますので、近日中に順次アップしますので、お楽しみに。
返信する
決定的瞬間でしたね! (sable de sesoko)
2010-06-17 00:23:48
コメントが遅くなってすみません。
こんなに近くで決定的な瞬間を収められるサンゴくんさまの技量、素晴らしいですね。
この神秘的な生命の誕生は何とも言えないものがありますよね。

無事成長してくれることを祈りたいです。
返信する
Unknown (サンゴくん)
2010-06-17 07:07:01
sable de sesokoさん、コメントありがとう。
生きるものは誕生から成長そして終焉があります。
今回、誕生を撮影出来て本当に良かったと思います。
そして今更ながら、サンゴは不思議な生き物だと実感しました。
返信する