愉しかった思い出に、いまだ立ち直れない翁。一人カラオケ覚悟で
カラオケ喫茶。駐車場に車がいて、一安心。ジジババが歌っていた。
寂しくはないが、のらない。わかっている。若い女など来るはずがない。
おばばたちが去って、爺のカラオケ。マスタを入れて、4人。やりきれない。
秘恋を歌って、星空の東京。待ってもいい女は現れない。わかっている。
だから悲しい。4時を回ったので、帰ってしまった。つまらんが家内に
移ってしまった。これはいけない。散歩に連れ出す。歩きながら話せば
段々に落ち着く。意思疎通は大事だ。ただつまらん。ひそかにネットの
カラオケ喫茶。口コミをかく。いい男多数がお待ち申しております。
94歳が含まれていることは、もちろん伏せてある。おばさんたちに来てほしい。
待てよ。おばさんはパソコンできないよな。ええい。パソコン教室も兼ねてます
ホントに来たら、どうしようかと悩む竹取の翁。口コミに嘘はいけない
イイ男もうそでした。ごめんなさい。主観の問題。100歳でもいい男。がんばれ。