かぐや姫

たいした記事ではないけれど。

獲物

2020-06-05 18:57:33 | 日記

近くのお年寄りがなくなった。香典をポストに。ああさみしい。

かいものはふつう。じんどるおばさんをどかして、ぶりをかう。いかをかう。

かみさんが早めにジムに行くので、わたしも早めにカラオケ喫茶。

今日こそは一人カラオケだろうと案に反して、3人のおばさん。ホッと胸を

なでおろす。いないよりはいい。いつもの歌をいつも通りに歌う。

よそのカラオケ喫茶で、仕入れた歌なので、おばさんたちにはなじみない。

興味しきり。何にちかは、新鮮だろう。ただいい女はいない。欲張りすぎは

重々承知。でも悲しい翁。こんないい歌を歌っているのに、きくのはこんな

おばばでいいのか。価値がわかっているのか。セミプロが歌っているのだぞ。

多分マスターは理解している。悲しいかな男。女に聞かしたい翁。どうしたら

イイ女が来てくれる。ネットで募集をかけようか。いい男が歌っています。

まるで真田ナオキです。声だけです。声では負けていません。ご来店の折には

cd・テープ・usb差し上げます。ディエットの写真差し上げます。

イイ女は、いい男に惹かれる。当たり前だが、ここにはいない。いたら

全国区の歌手になる。無理だな。翁に見合うおばさんしか来ない。

だってパソコンなどできない世代。ナオキを知ってるだけでも立派。

持ってるお金は6文銭。大した覚悟だ。用意がいい。命かけて歌うのか。

そこらのおばあが、そんな覚悟を持つわけない。マスターはい6文。

これで渡しの歌を歌わして。チョット足りないね。みぐるみはがれた婆は

これではあべこべ。奪衣婆に変身。カラオケ喫茶が、銭湯になる。

音響効果抜群。エコーが響く喫茶店。歌うゆでだこがここに一人。

なんという筋だ。食えたもんじゃない。いかじゃなかったのか。

いかんともしがたい竹取の翁。タコのように獲物が来るのをじっと待つ。