この秋から、職場がまたお引越しして、元の建物に戻ってきました。結局、外資系雑誌編集部のおフランス人とはお話できずに残念。戻ってきたら、建物のエントランスやら食堂やらいろいろ大リニューアルしてました。
うちの職場の建物は古くて空調も悪くて、汚くて、、、でも、好きなことがひとつだけありました。建物の入り口付近の植え込みに、大きな金木犀の木が数本あって、毎年この季節には、いい香りを放っていました。朝、重たい気持ちで職場に着き、金木犀の香りにはっとして上を見ると、真っ青な空に鮮やかなオレンジの色と葉っぱの緑が映えて、ひんやりした香り付きの空気を吸っていい気持ちになれるひとときでした。
でも。
リニューアルしたら跡形もなくなっていて、代わりに貧相な植木が植えられているだけです。ああ、残念。毎年の楽しみが無くなってしまった。
そういえば、昔、金木犀の香りのガムがありましたね。とっておきの高級感がありました。イヴっていう名前だったような。