金魚cafe

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伝統芸能の今2014

2014-05-11 23:21:29 | 狂言
京都芸術劇場春秋座に行ってまいりました。



この公演は伝統芸能の若手の方々が垣根をこえてコラボしながら小児がんの子供のため(治療のための心のケア、学習のサポート)、そして海外にワクチンを送り届けるため、私たちがチケットを購入することによってワクチンが人数分届けられるそうです。

20代からみんなで持ち寄りで集まってやってきた30代になってなにか自分たちでできることをと調べて子供たちのために何かできないだろうかとはじめられたそうです。

開場すると皆さんパンフレットを買うとその分募金になりますとさっそくパンフを求めました。



パンフには皆さんの名前が入った手拭いつきでした。

手前のピンバッジは猿之助さんが持っていた募金箱に募金するといただけました。

少しでもお役に立てればと思います。

出演者は津軽三味線の上妻宏光さん、狂言の茂山逸平さん、歌舞伎囃子方の田中傳次郎さん、能楽囃子方の亀井広忠さん、そして市川猿之助さんの5人。

まず最初は津軽三味線の上妻さん。

歌舞伎を観に行ったので三味線も聞いたことはありますが、津軽三味線を生で聞くのは初めてです。

歌舞伎の音曲の三味線が繊細な感じならば、こちらは北の厳しい寒さにも負けない力強い感じがいたしました。

そして狂言の茂山逸平さんとのコラボの三番叟、こちらは逸平さんのお子さんの初舞台の時に逸平さんが舞われたのを観ました。

そのときが鼓と笛、謡だけなんですが、三味線が入るとこれ三番叟だったよね?なんか違うと観ている方も舞う方も不思議な感じでした。

次が猿之助さんの創作舞踊で「空破」。

さっきの逸平さんの舞とはまた違う歌舞伎の舞。

前に講演で歌舞伎と狂言の違いというのを猿之助さんと茂山良暢さんとお話されていたときに歌舞伎は舞台の真ん中で狂言は舞台の端というかシテと脇でセンターは空いているそうなのです。

猿之助さんと逸平さんが舞われた時にその違いが出ていました。

逸平さんは舞台のセンターではあまり舞わず、猿之助さんは動きながらもセンターで。

そして逸平さんと猿之助さんどちらもスッと伸びた姿勢、指先までピンと伸びているのですが猿之助さんの手の動きは柔らかくしなやかです。

同じ伝統芸能で舞一つとってもこれだけ違うそれが一度に観れるのでいい体験をさせていただきました。

この後トークショーに入ります。

続きはまた明日にでも。



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