金魚cafe

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伝統芸能の今2014(2)

2014-05-13 22:08:22 | 狂言
この前の続きです。

猿之助さんは「空破」と「風林火山」と創作舞踊を舞われまして、風林火山で演奏されたのが大河の音楽だったと忘れてました~~。

キャストとストーリーはインパクトあったんですが、オープニングは私の中で記憶に残ってなかったのです。^^;

風林火山を舞われた時にくるくると回転するところ、足をすりすりとさせる独特の動きが歌舞伎の四の切の狐さんの動きを思い出しました。

これは猿之助さんならではの舞なのでしょうか。

そして休憩を挟んでトークへと。



休憩時間にロビーで展示物を見たりしてまして、お花が届いてるな~、もしかして~と思ったのですが出演されてるTV局からのだけでした~。


トークでは向かって左から田中傳次郎さん、亀井広忠さん、猿之助さん、上妻宏光さん、茂山逸平さんとお座りになられて「物販担当の茂山逸平です。^^」「事務担当の田中傳次郎です。^^」とご挨拶亀井さんもなんとおっしゃったのか忘れまして~。^^;

やっぱり日にちを空けるといけませんね~。

記憶力が怪しいです。

今回で6回目ですが今日初めて観に来られた方いらっしゃいますか?と聞かれて多くの方たちが挙手されました。
初めては私だけじゃないんだとホッとしました。

最初にこの伝統芸能の今をやろうとした趣旨を説明されまして、それは最初に書いたとおりです。^^

いろんなジャンルの皆様が集まってコラボするといろいろ新しい発見があるそうで、逸平さんは津軽三味線で三番叟を舞うとは思わなかった、陰陽師の方も(萬斎さんでしょうね。^^)コラボされてるけど津軽三味線で三番叟を日本一踊ってると思う。それと逸平さんは地元京都なのに春秋座の出演は陰陽師の方のほうが出演回数多いと、そのトークにウケる猿之助さん。

今まででこんな珍しいところで公演をやったことがあるある話で、逸平さんはお茶室の三畳間、客席とも演者同士とも接近しすぎてなんともいえない雰囲気と、上妻さんはコロンビアの野外公演での出来事で治安が悪いところで日本人はよく誘拐されるので拳銃を持って常に周りを警戒するという厳重警備のなかで演奏されたとか、亀井さんはパリのお墓で猿之助さんは比叡山の野外で電灯に蛾が飛んできて舞台は蛾の死骸だらけ、おまけにお風呂のお湯がでなくて水風呂に入ってメークを落とさねばならなかったと。

舞台を見ている私たちは古典芸能の方々は音曲が流れれば舞えるものだと思っておりましたが、猿之助さんは謡はお経に聞こえる、逸平さんは三味線だと動けない、演奏する方々も能楽囃子方の亀井さんも三味線が能楽の謡なのだとわかるまでなかなか慣れない。

こういう話は普段聞けないのですごく興味深いです。

そして最後が狂言と歌舞伎のコラボの「石橋」。

滝の背景が描かれた石橋、おひげを生やした仙人役で逸平さんが渡ろうとしますが狭い幅と滝のせいでつるつる滑って渡りにくそうである、この橋のあたりは獅子が出没するので危険だ、獅子が来ぬうちに引き返そうと去っていきます。

そしてせりが上がって獅子の精の猿之助さんが登場。

パンフレットの写真のままです。

歌舞伎のお獅子が観れるなんて初めてのことなのでテンション上がりました。

蝶の精と戯れながら踊る獅子の精、衣装が豪華で鬣も非常に重そうですが軽やかに踊る猿之助さん。

蝶の精は新体操のリボンの幅の広いもの??をくるくると回しながら踊ります。

そのリボンが床に着かずにずっとくるくる回し続けておられます。

この方たちオリンピックに出られたらメダルとれるんじゃないの?というぐらい鮮やかでした。^^

猿之助さんも重そうな鬣を目が回らないのかしらと思うぐらいぶんぶん回しています。

観てるこちらはすご~いと拍手拍手です。

休憩時間を入れて2時間の公演でしたが伝統芸能をわかりやすく見せていただき、知らなかった他のジャンルもまた観たいと思う内容でした。

ずっと続けてほしいです。

そのためにはもっと多くの方に知っていただけるといいなと思います。



伝統芸能の今2014のコラボスイーツです。

さるパン、限定もなかサブレ、クッキー付のコーヒー、クッキー付きジュラ―ト。
クッキーは猿之助さんの写真がプリントされてます。
食べるのがもったいないくらいです。







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