金魚cafe

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みをつくし料理帖シリーズを読んで

2013-12-21 22:29:23 | 読んだ本
花散らしの雨
想い雲
今朝の春
小夜しぐれ
心星ひとつ
夏天の虹
残月    高田郁著 角川春樹事務所

今日LIFE~夢のカタチ~を観ていると信州で美味しい蕎麦と出会い蕎麦に魅せられ蕎麦職人になった女性を紹介されていました。

信州産の蕎麦粉100%の十割蕎麦、その日の分だけ蕎麦粉を挽いて蕎麦を打つ、わさびに至るまで自分でこれはと思ったものをお客様に食べて頂く、そして新しい料理を考えて試行錯誤。

みをつくしシリーズを一気に読んだあとなので蕎麦に対して真摯に向かい合う蕎麦職人さんを観て主人公澪と同じなのだと思いながら観ていました。

江戸時代上方で生まれ洪水で両親をなくし、天満一兆庵の女将芳に助けられ料理人の道を歩み始めた澪。

彼女には野江という幼馴染がいて洪水で彼女の行方もわからなくなります。

天満一兆庵が火事で焼けてしまったので江戸に出てきた澪は野江の消息を知ります。

野江は吉原の翁屋という廓であさひ太夫という花魁になっておりました。

どこまでも彼女たちの運命は占い師の水原東西の卦のとおり苦難が続いております。

そんな澪の理解者や困ったときに手を差し伸べてくれる人たちが魅力的な人たちです。

彼女を最初につる屋働かないかと声をかけてくれた種市老人、亡くなった娘の生まれ変わりを澪を可愛がってくれます。

ときどきふらりと現れて下がり眉と呼びながら料理について厳しいことも言うけれど温かく見守ってくれる澪の思い人わけあり浪人小松原。

皮肉屋で癇癪持ちではあるけれど裏表のない意見を言い、澪の相談相手にもなってくれる戯作者清右衛門(モデルは滝沢馬琴っぽいですね。)

澪に食べることで体が作られると医者からの食のアドバイスをしてくれる源斉。

そしてあさひ太夫を守るためなら人を殺めることもいとわないほどあさひ太夫に身を捧げている翁屋の料理人又次。

どの方が一番良いかと言われるとやっぱり又次さんですね。

吉原で生まれ育って吉原の泥水をいやというほど飲んで育ったという生い立ちで重く暗い印象ですが実のある人であさひ太夫が唯一なんでも相談できる相手だというのがわかる気がいたします。

つる屋で料理で人を喜ばせることを知りだんだんと笑顔も見せるようになりとこのまま順調に幸せになっていくのかと思ったのに悲しい出来事がありました。

又次さんはあさひ太夫のために生まれてきたかのような人でそこは恋愛とかじゃなくてもっとあさひ太夫が幸せになることが自分の幸せであるという広く深い思いがあったのだと思います。

こんなふうに思われてみたいというちょっとあさひ太夫がうらやましい気持ちになりました。

幸せをつかみかけるとするりと抜けて行き、そしてまたそこから立ち上がり新しい料理を考えて作りお店に来たお客様にに喜んでもらう。

雲外蒼天という運勢は行く手に暗雲がたちこめて苦労する運勢、その暗雲というのは彼女の周りの人たちでその人たちが幸せになったら彼女は綺麗な青空が観れるのではないのでしょうか。

最新刊の残月でそのチャンスが来たようです。

けれど彼女の料理の才能をねたみ邪魔する人も出てくるでしょう。

ずっと料理に対して真摯に向き合っている限り彼女はきっと負けないと思います。

来年に続きが出るそうです。

本の終わりに話の中に出てくる料理のレシピも載っていますので読んでみて作ってみようかなと2度楽しめるみをつくし料理帖シリーズです。













猫侍(11)

2013-12-21 00:03:37 | ドラマ
玉さまに忍び寄る危機、仕官の道を放り出して玉さま救出に向かう久太郎、相手がちょっとドジなところもありで玉さまは助かりました。

佐吉の雇った浪人が見かけはできるやつなのに案外ダメダメだったのと佐吉が玉さまを斬れなかったのです。

玉さまのつぶらな瞳で見つめられると自分がいかに愚かだったのかが気づかされます。

玉さまを元の飼い主に返そうと決断した久太郎、なんの弁解もせず自首いたします。

玉さまは別れたくなさそうでしたがそれでも本当の飼い主は別の人なのですから仕方のないことですね。

おなじく牢に入った佐吉、??自首したのか捕まったのか??

幼い時からお店に奉公してそれをふいにするほど思いつめていたとは悪い人ではなかったのですね。

よ~く考えれば玉さまが悪いわけではないのに。

彼は玉さまのおかげで道を踏み外さずにいられたわけで、やっぱり玉さまは幸運のまねき猫です。

久太郎もお店の主与三郎のおかげで牢から出されますが、今までずっと無口だったのに今はいない玉さまを呼んでみたりと心にポッカリと穴が空いた状態です。

玉さまは久太郎と離れて平気なのでしょうか?

ふらりと戻ってきていつものお気に入りの篭に入ってニャーと鳴いていそうな気がします。

それともみんなを幸せにして玉さまはふらりと気ままにどこかへ行ってしまうのか?

予告が一瞬だけなのでいろいろ考えてしまいます。

他ではもう最終回が放送されたところもあると思いますが私の地元はまだなので待ち遠しいです。


児玉清さんの切り絵画展

2013-12-18 22:06:15 | 日記


ダックさんに会いに行った日にダックさんのそばにあるABCホールに児玉清さんの切り絵画展にも行ってきました。

JR東西線の新福島駅で降りてABCホールに行く途中神社がありました。

せっかくだからとお詣りしてからABCホールに向かいました。

ホールに入る前にダックさんの写真を撮っているとのダックさんを持って歩いている方を見かけてダックさんを購入できるところを教えてもらえました。

やっぱりお詣りするといいことあるのかもしれません。^^

児玉清さんの切り絵は本にもなるほど有名でTVで少し拝見したことがあるのですが、ユーモラスで愛らしいものばかりです。

今まで作られたのを見ますとパリのおまわりさんが多かったです。

あと映画を観てあこがれたカウボーイ、サンタクロース。

本のお好きな児玉さんは若い時に海外の雑誌を譲ってもらって読み終えたあとその綺麗な発色の紙を何かに使えないかと切り絵を思いつかれたそうです。



これは児玉さんが最後まで司会をなさっていた「パネルクイズアタック25」のスポンサーさんを東レさんがなさっていたので作られたのだと思います。

あと数点ですがイラストも飾られていました。

イラストも切り絵と同じくユーモラスでほのぼのした感じでご自身のご本にも挿絵で登場しています。

パネルクイズアタック25があんなに長く続いたのは児玉さんがクイズに出演する解答者の気持ちを考えて司会をなさったからだと思います。

パネルを取るとき「なぜ角があるのにう~~ん惜しい!!」と観ているこちらの気持ちを代弁してくださった。

まだまだ続くと思っていたのに急にいなくなってしまった。

そして俳優としても「鹿男あおによし」でいままでと違う役でご出演なさり今後楽しみだったのにそれもかなわぬこととなりました。



記念にとノートを購入いたしました。

パリのおまわりさんです。^^




ラバーダック

2013-12-17 22:12:05 | 日記


大阪のほたるまちにラバーダックが来ていると知って観に行って来ました。

前から観たいとおもっていたのですが、なかなかダックさんとご縁がなくてやっと会えました。

川で気持ちよさそうにしているダックさん。

みんな写真を撮っていました。



真横からも。



すぐそばにTV局の社屋がありましてそこにもダックさん。





そしてずっと欲しかった限定のラバーダックさん。

皆さんMYダックさんと記念撮影されていました。



さっそく我が家に連れて帰って先に住んでる住人にご挨拶するダックさん。


つぶらな瞳で見つめられると癒されます。^^

歌舞伎お作法

2013-12-15 22:41:28 | 読んだ本

ぴあ伝統芸能入門シリーズ

図書館に新刊コーナーというのがあります。

新しく入ってきた本ですよ~と棚に置かずにカウンターのそばに置いているのです。

来年観に行けるかどうかはとりあえず置いといて少しは勉強しなくちゃと借りてきました。

歌舞伎というとどうしても東京の歌舞伎座が中心となっちゃうんですね。

座席の見取り図なども詳しく書いてあるのですが~、ん???何か違う~~。

よく観ると改装前の歌舞伎座の見取り図だし~、そしてうしろのページに歌舞伎の方々の名鑑が載っているのですが(もちろん50音順に)市川亀治郎??市川新之助??かなり古いですね~~。

お顔の写真も若い。

図書館の新しく入荷しました~っていうのは今出ている本だけじゃないのですね。

それでも演目の解説などはわかりやすくて歌舞伎とは難しいものと思ってる方にはいいと思います。

本当に初歩の初歩、チケットの購入方法からわかりやすく書いてくれています。

新しい歌舞伎座になったことですし、この本も新しいバージョンで出して頂けるとうれしいのですが。

ぴあの方お願いしてもいいでしょうか?