金魚cafe

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北海道室蘭本町一丁目四十六番地

2014-03-14 23:18:32 | 読んだ本
安田顕著  幻冬舎文庫

安田顕というのはもちろんあの俳優の安田顕さんです。

安田さんがパピルスという雑誌に連載されていたものを本にまとめたものです。

本来なら洋ちゃんのエッセイを買って読まねばと思っていたのですが、事務所のブログに書かれている安田さんの朴訥なというか素朴な人柄の出ている文章にすっかり惹かれまして安田さんの書かれたものが本になってる、読んでみたいと即本を手に取りレジに直行しました。

文の出だしが「父、弘史。息子、顕。二人とも室蘭という街に生まれ育ちました。本籍も同じ。北海道室蘭市本町一丁目四十六番地。ちなみにこの住所今はもうありません。」という出だしで始まります。

安田さんのお父様との子供の時の思い出を訥々と語っていて、暖かい気持ちになる本です。

安田さんのお父様というのが当時室蘭というのは製鉄業が盛んで溶接工として家族を養っていました。

しかしそれが斜陽化かしてきて仕事をもとめて北海道をあちこち出稼ぎにいくようになるのです。

溶接の仕事で大けがをしたりで大変なご苦労をされたのにそれをからりと語られるお父様。

お仕事の後はいつもいい気分で酔って帰ってこられるお父様、お酒が大好きなのは安田さんにも受け継がれたようです。

少年時代の安田さんからは今役者をやってるなんて信じられないくらいシャイな少年でそれでも今この道に進んだのは映画を好きなお父様の影響があったからではないかと思います。

弘史から顕へと続くストーリーが今度は安田さんが父となりまた続いていくんだろうなとでも父と息子じゃなくて娘になるわけなので父と息子のようにはいかないかもしれません。

本を読んでるとお嬢さんもパパが大好きでパパのことをやさしく見守ってるような気がいたします。




ネプリーグ

2014-03-09 23:01:48 | 佐々木蔵之介さん
3月5日に初日を迎えた新橋演舞場スーパー歌舞伎セカンド空ヲ刻ム者。

観に行かれた方々の感想はみなさん感動されたようで早く4月にならないかなあと待ち遠しいです。^^

今日はこちらでもスーパー歌舞伎番宣に出られたネプリーグが観れました。

猿之助さんは結構出演されているので慣れた感じがいたしますが、蔵之介さんは普段バラエティでられないのでちょっと緊張気味かなと。

サービス精神旺盛な方なので番組盛り上げていらっしゃいました。

舞台を観に行ったりトークショーに行ったりしているので蔵之介さんが周りを楽しませようとするおもてなしの上手な方だなといつも感じています。

今日もネプリーグを観ていて舞台であろうとバラエティ番組であろうと関係なく変わらない蔵之介さんを観れて私は良かったです。

いつも一生懸命変わらない、だから安心して観ていられる。

1日4時間近くかかる舞台を2回公演されて気力、体力共にすごく使われると思います。

約2か月の長丁場をお体に気をつけて無事過ごせますように、そして公演が大盛況でありますようにと祈っています。






劇場版猫侍

2014-03-04 23:17:34 | 映画
平日にもかかわらずお客様は結構入っていました。

テレ東制作にもかかわらず他局にも積極的にPRされていたので玉さまもかなりネット上で可愛いとの評判。

私が思ってる以上にヒット作になるかもです。


ドラマでは加賀藩剣術指南役であった班目久太郎がなぜ罷免されたのかはなぞのままでしたが映画ではそれも明らかになっています。

ドラマでは仕官するためストイックな生活を送っていた久太郎ですが、映画では博打に手を出したり、居酒屋で酔いつぶれて撃沈したりとちょっとダメダメな人物になっています。

先立つものは無くなってきてこのままでは仕官もできないし、家族のもとにも帰れない。

そんなとき地元の勢力を二分する相川一家、米沢一家の争いに巻き込まれてしまいます。

基本このシリーズには悪い人は出てきません。

その筋の方々なんですがどこか憎めないのです。

喧嘩の原因も自分たちの可愛がってる犬と猫が喧嘩したからというほほえましいものです。

互いの若頭役の戸次重幸さん、津田寛治さんのコメディタッチで演じていて客席からも笑いが起こっていました。

そして猫の玉さまのボディガードの浪人役で寺脇康文さんがつかみどころのないキャラで良かったです。

寺脇さんは超高速参勤交代にも出演されるので殺陣のシーン期待しちゃいます。

ドラマの猫侍と同じように人間たちは玉さまの魔力?魅力のせいかみんな玉さまと一緒にいると強くなれるというか自分らしく生きれるようになるのです。

刀を差していても人を斬らずそれでも侍として生きていこうとする久太郎。

それは玉さまがそういう生き方もあると気づかせてくれたのだと思います。

何をやっても上手くいかないなあという時に玉さまを観るともう一回頑張ってみようか。と私たちも玉さまから元気がもらえる、そんな映画でした。







さんまのまんま、SWTICHIインタビュー達人たち

2014-03-02 14:24:14 | 佐々木蔵之介さん
昨日は昼、夜と猿之助さんがご出演の番組。

どちらもその道のトップの方とのトーク番組。

一人はTVのお笑い怪獣ことさんまさん、そして狂言界のプリンス野村萬斎さん。

どちらも見ごたえありました。

さんまさんとは初対面のせいか最初は緊張気味でも慣れてくるとトークというか笑いで盛り上がってきます。

そしてお土産にとご自分の手拭い、カレンダーと共に蔵之介さんのご実家のお酒聚楽第あらばしり、さりげに一緒に今度のスーパー歌舞伎で共演するのですよとPR。


こういうところの演出が上手い方です。

さんまさんってあまりおっしゃらないけれど他の方の舞台にもよく足を運ばれている方で勘三郎さんとは仲良しだったで歌舞伎のことにも明るく話しが弾んでいました。



飲み友達登場でまさか出る??と一瞬期待しちゃいましたが、とろサーモンの村田さんでした。

村田さんの猿之助さんに振り回されっぷりが面白かったです。

村田さんっていい方なんだな~と好感度アップしました。^^

夜の萬斎さんとの対談、萬斎さんが47歳(若い!)猿之助さんとは9歳ちがいなのですね。

2月に狂言の茂山良暢さんとのトークショーを観に行ったときに(これはPC修理中のため書けませんでした)萬斎さんと対談があったとおっしゃっていたのでこのことだったのかと。

そのトークショーでも歌舞伎と狂言の違い、共通することについてお話しされました、今回はもっと深く掘り下げてお話しされたような感じがいたしました。

お互い同じ演目があってもその違い、片一方は三味線が入ると体が動かない、もう片方は謡がお経に聞こえると同じ舞台にたって演じることは大変なのだなあと。

違いがはっきりわかることといえば狂言は演者は「この辺りのものでござる。」と私たちの等身大の人物で特定の人物ではない。
歌舞伎は素人の私でもわかるようなキャラクターが登場する、これが大きな違いなのかなあと。

狂言の関連の本を読んでみると昔は歌舞伎と狂言の方が同じ舞台に立つことはなかったそうです。

今は頻繁に交流できるので自由になったら異端が異端でなくなってしまうとちょっと危機感も感じられているようですね。

空ヲ刻ム者の舞台稽古の様子、蔵之介さんのインタビューもありで(ちょっとよそ行きのコメント、ぼさぼさ頭、無精ひげが良かったです。♬)

もしかしていつになるかわからないけれどこのお二人同じ舞台の上に立たれるんじゃないかと期待させる対談でした。