人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

蚊も殺せない

2017年08月12日 | 日記

ある男を知っています

知人の息子

家族そろって熱心なクリスチャン

でですね

その息子

腕に止まった蚊をパチンと

しないのですよ、

殺生はかわいそうと

ふっと息を吹いて逃がすのですよ

驚きましたねぇ

私なんぞ庭に出てたくさん

止まらしといてパチン!

と快適!だったりする・・・

ところがですね

その子(もう大人)は

どうも

じかの感情がこちらに伝わらない

もどかしさのある人間なんです

彼の妻も

「あの人には緑色の血が流れてる」

と言ったほど

どこか「じかに伝わらない」感覚。

優しさとか、怒りとか、悲しみとか

何より久しぶりに出会っても

どこか「おかしい」・・・

それと「蚊も殺せない」

とは

関係ないかもしれないけれど

どうも結びついてしまうのですね。

ふっとこの夏

蚊をペチン、しながら

あの変わった人間のことを

思い出しました・・・