柳澤桂子「認められぬ病」は
病臥する多くの人にとって
希望と慰めの書だと思います。
あれほどの絶望的な状況にあって
氏はなおも「希望」を捨てずに
生きる意志を持つことができました。
また氏はこうも言います
若くして死ぬ命は残酷である
が
残酷を最後まで晒し続けてなお
生きねばならぬのもまた
同じく「残酷」であると。
そして残酷を氏は「生ききろう」と
決意する・・・
私はいま
幾つかの症状に直面していて
いつ「残酷なる命」と向き合うことに
なるか
というときです
が
このような覚悟があるかと言えば
ただおろおろしているだけなのです・・・