うっかり「老人と海」と書きそうになりました。
庭を持つ老人のことです。
たった一雨で雑草が背丈近く生える庭を持つ
私自身のことです。
大金持ちは庭師に任せておけばよろしいので
何の問題もありません。
多少余裕のある人は
ときどき庭師に入ってもらえばいいですね。
しかしもっと下レベル人はどうすりゃいいのでしょう
と
ぼうぼうの草を見ながらため息です。
とはいえ庭があることは
老後の暮らしの中の救いでもあるのです。
なにしろ「土」にじかに触れられるのは
人間の最高の幸せの一つに違いないのです。
タワーマンションの高いところに住んでいる人は
ほんとに気の毒だと思います。
ただですね、
庭のやっかいものの話でございます、
蔦、です。
老人が逝ってしまったあと、
庭を覆い尽くすのは「蔦」。
庭どころかついには家も覆い尽くしますから
そうならないように
庭を持つ老人は生前にきちんと
法的処理をして
庭の管理ができるようにしておかねば
大変ですよ。
たとえばすぐに売るようにしておくとか
ま、いろいろ。
とにかくこの雨で
すくすくと生えてくる雑草と伸びてきた蔦を見て
いろいろ考えてしまう老婆なのでした。