人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

老人と庭

2018年07月18日 | 日記

うっかり「老人と海」と書きそうになりました。

庭を持つ老人のことです。

たった一雨で雑草が背丈近く生える庭を持つ

私自身のことです。

大金持ちは庭師に任せておけばよろしいので

何の問題もありません。

多少余裕のある人は

ときどき庭師に入ってもらえばいいですね。

しかしもっと下レベル人はどうすりゃいいのでしょう

ぼうぼうの草を見ながらため息です。

とはいえ庭があることは

老後の暮らしの中の救いでもあるのです。

なにしろ「土」にじかに触れられるのは

人間の最高の幸せの一つに違いないのです。

タワーマンションの高いところに住んでいる人は

ほんとに気の毒だと思います。

ただですね、

庭のやっかいものの話でございます、

蔦、です。

老人が逝ってしまったあと、

庭を覆い尽くすのは「蔦」。

庭どころかついには家も覆い尽くしますから

そうならないように

庭を持つ老人は生前にきちんと

法的処理をして

庭の管理ができるようにしておかねば

大変ですよ。

たとえばすぐに売るようにしておくとか

ま、いろいろ。

とにかくこの雨で

すくすくと生えてくる雑草と伸びてきた蔦を見て

いろいろ考えてしまう老婆なのでした。