日記の検索キーワードに「おやす」とか「餅まき」などと年越しをイメージさせる単語が並ぶようになった。気がつけば今年もあとわずか、となった。本当のところは気がつく必要もなかったのだが、指折り数えるほどの残日数に唖然としたくなかったこともある。同僚の中には家を建てていて、そのさまざまな事務的処理もままならぬまま、完成を迎えたようで、一生で一度の大仕事のときにこれでもかというほどの仕事量はつらいものがあっただろう。だからといってそれを癒すような言葉もかけられなければ、それを「報酬」という形で補うこともできず、「これが定め」とばかりにいつも通り屈するのが倣いである。だからこそ、自分なりの解消法を持たなくてはとてもやっていられない商売なのだが、けっこうわが社の同僚達はのんきなところがあって、自分でそれを解消するべく術を持たないのもいつものことである。
そんな状況だから「忘年会」など無関係な雰囲気がこの年末に至ってもある。「今年は忘年会なしだよね」と言ってもみなが共通認識できるほど、切迫した感がある。もちろんわたしも同様で、当然のこと「忘年会」と言われる飲み会に今年は一度も出たこともないし、単語すら浮かばない。たまたま父の命日を正月開けに迎えることもあって、この年末は松飾りをすることもないし、正月準備もない。あと1週間、宿題を出来る限り解消して新年を迎えたい、と思っているのだが実現は厳しい。
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