テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



【40代主婦】

6日、7日と連続で東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われた「美しき日々コンサート・ファイナル」を聞きにいった40代主婦の話。

彼女は特別出演のイ・ビョンホンがめあて。(ニュース記事はこちら。別の記事は最下段参照※ この写真は日刊スポーツより。《撮影・中島郁夫氏》)
「ビョンホンに会いに行くから」と言って、事前に美容院に行くなどはりきっていた。「会う」じゃなくて「見る」だろ、などと突っ込みを入れたら、張り倒されそうになった。

彼女、ネットで知り合った方のおかげもあって、なんとかチケットを手に入れて、現地でお仲間にも会え、人の輪が拡がっているようだ。

それはともかく、なんと、その翌日8日にも突然のおでかけ。場所は川崎の映画館川崎チネチッタ。急きょ舞台挨拶が決まったビョンホンの「出待ち」をしたそうだ。(ニュース記事はこちら。)恐るべきエネルギー。
そこでは昨日、国際フォーラムでお仲間になった方々とも(特に約束をしていたわけではないのに)会ったそうである。
ニュース映像では強烈なオバサンしか映らないが、結構、若い女性も多いそうだ。

さて、ここからが本題。
「出待ち」を誘ってくれたその主婦のお友達(パート先の同僚)との会話。
・・・・
・・
主婦「うちの旦那、以前はJAZZをよく聞いてたんだけど、最近はあんまりねー。」
友人「そうなんだー。うちの主人もJAZZが好きなのよ。」
主婦「へー。うちの場合、このごろは別のことに夢中で、・・・テルミンって知ってる?(思い切って聞いてみたらしい)。」
友人「知らない。」
(会話終る)


【女子高生】

学年が変わり、彼女の父親がテルミンをやっているということを知らない同級生もまだ多い。(前のクラスでは彼女が積極的にしゃべっていたため、クラスのほぼ全員に周知の事実であったらしい。)
父親がテルミンなる楽器をやっていることをしゃべった結果、迫害を受けたかどうかはわからないが、「(このクラスではテルミンのことは黙っておこう)」と心に秘めていた彼女(C子)にカミングアウトを迫る事件が、、、。

彼女が教室を離れていたときのことである。この学年からいっしょになったA子が周りの友人たちとお話していたらしい、、、
A子「ねえ、ねえ、テルミンって知ってる?。すごいんだよー。」
「ふーん、どんなの?。」・・・など、一応、話は少し続いたようだ。

教室に戻ったC子に前の学年でいっしょのクラスだったB子が語りかける。
B子「C子、さっき、A子がテルミンのこと話てたよ。私は黙ってたんだけど。教えてあげたら。ものすごく興味持ってるみたいだったし。」
C子「えーっ。ナイショにしようって思ってたのに。うーん、ま、いいか。」

C子からA子へ「うちのトオちゃん、テルミンやってるんだー。」
A子「えーっ!。スゴ~~イ。楽器も持ってるの?。」
C子「うん、あるよ。」
A子「うわぁー。いいな、いいなー。うらやましー。」

素晴らしい展開である。A子ちゃんはずーっとピアノを習っていて、できれば音大に進学したいそうである。このままテルミンへの興味を持ち続けていて欲しい。


と、いうことで主婦対女子高生は女子高生の勝ち。



※イ・ビョンホンさん 川崎の映画館で舞台あいさつ
 ◇韓国のスター俳優イ・ビョンホンさん(34)が8日、川崎市川崎区小川町の映画館・チネチッタで、主演映画「甘い人生」のヒットに感謝し舞台あいさつを行った。

 ◇イさんが「日本のファンにお礼が言いたい」と急きょ決定した。6日に告知すると映画チケットは即日完売。劇場には約480人が詰めかけ「ビョンホンシー(さん)」と黄色い声が飛んだ。

 ◇イさんは「今日は母の日。すべてのお母さんが幸せで健康でいてほしい」と、甘いメッセージで中高年が多いファンの心をくすぐった。【鈴木一生】

毎日新聞 2005年5月8日 19時11分

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