テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



今、テルミンで練習中のこの曲は、フランシス・レイ作曲の映画音楽で、とてもムーディー。私は映画は見ていないが、以前テレビで見たという娘によると「号泣もの」だったらしい。曲だけ聴いていても、なんだか切ない気持ちになってしまう。

だが、テルミンが下手だとムーディーどころか、とても無粋に聞こえてNG。

6度跳躍の嵐で上に跳んだらすぐ下に跳ぶあわただしさ。
その動作上のあわただしさを聴く人には感じさせないように、いかに優雅に聞こえさせられるかが課題。

テルミンの大きな音程跳躍では瞬間的にポーズを入れて(左手の動き)経過音を消すのだが、それを入れすぎていると、スラーなのに音が全部細切れになってしまい、音楽のつながりがなくなり、味気なくなってしまう。
どこにポーズを入れてどこに入れないか、どこをテヌート気味に弾くか。短く弾くか。
気持ちの乗ったアーティキュレーションも必要だが、その一方でやりすぎると本人だけの自己満足になってしまう。

試行錯誤を行なうが、なかなか、「これ」と決まらず、いくらやっても不満のみが残る。
「練習しまくるぞ」などと決意だけしていたものの、次のレッスン日が迫っているにもかかわらず、進歩ほとんどなし。

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