テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



先日、久しぶりにアナログレコードを買って、「さあ、聞くぞ!」と思ってプレーヤーを回そうとしたら、ベルトドライブのゴムベルトが切れて、聞けなかった記事を書いた(コレ)。

プレーヤーはもう10年以上前のベルトドライブ式。製品名はPRO-JECT6.1という海外製品。当時はたしかパイオニアが輸入代理店で、その後オルトフォンが扱っていたりしたが、今も生き残っているのか不明。
このプレーヤーについて説明しようと、ネット上でなんとか探し当てたのは、相当前の中古製品の売却事例(コレ)。後継製品はこんな感じか(コレ)?。
ケーブルが交換できたり、完全手動だったり、カートリッジはトーンアーム直付けだったり、レコード盤をターンテーブルに押し付けるようになっていたり、とか、扱いにくいけれども、いろいろとアナログ心をくすぐるプレーヤーである。

この機種については、少なくとも専用ベルトなどは手に入らない。
秋葉原を探せば、汎用のゴムベルトを扱う店はいくつかあるだろうと思って、昨年末、何かのついでに駅前のオーディオ専門店の古株(と思える)店員さんに聞いてみたら、、、「最近までベルト扱う店もあったけど、無くなっちゃったよ」と冷たい反応。アナログプレーヤーを扱う小さなオーディオ専門店をこまめに探せばあるはずだが、面倒なので、その日は別の買い物に駅の反対側のヨドバシカメラへ。
「まず、無いだろう」と思ってはみたものの、「一応確かめておくか」と、オーディオのコーナーに行くと、かなりマニアックな品揃えで、ゴムベルトも売っていた。ベルトを1直線にして(切らずに)、その長さ(=外周の長さの半分)が同じものなら使えるとのこと。2,000円くらいだった。意外なところで入手できた。

結構苦労して新品のベルトをはめて回してみると快調に回りだした。先日購入したブルースエットを載せて、針を落とすと、「う~ん、いい。」何がいいのか、表現がしずらいが、「あー、アナログを聞いている」というノスタルジックな感傷もないまぜになって、「イイ」と感じるのかもしれない。
以前から持っていた日本プレス盤に比べると、明らかにいい音で鳴っている。重量盤だし、きっとマスタリングもあらためてじっくりと行われたに違いない。いつの日か、SAVOYのオリジナル盤を手に入れて聞いてみたいものだ。

さて、使っているカートリッジはSHUREのM97xE。JAZZといえば、SHUREのMMと決まっている(いた)。本当は最高級のV15にしたかったのだが、貧乏根性で、1ランク下のものを買ってしまっていたのだった。V15は、もう作られていないようだ。
フォノイコライザーアンプはFET使用の日本のガレージメーカー製のものでMCにも対応しているので、できれば、MCをいずれ使ってみたいと思っている。

これで、また、アナログ盤も楽しめるようになって、一安心。

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