テルミンとJAZZ
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金印偽造事件?「漢委奴國王」のまぼろし

幻冬舎

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この本を読み終わっても、「あー、筆者のいうとおり、金印は偽造だったんだなー。」と納得するわけではない。が、「そんなことがあったとしてもおかしくはないのかな。」とは思えた。非破壊検査などの実証データによる研究が行われて欲しいものだ。

なぜ、この本を手に取ったか、というと、正月に志賀島に行ってきたからである。自宅から山越えで、寄り道なしに行けば、車で2時間ちょい、くらいかな。
島といっても陸続きである。飛行機で福岡空港に降りるときは機窓からよく見える。海ノ中道に続く志賀島上空を横切るようにして博多に降りるからである。

島は車で一周40分くらい。天気が悪くイマイチだったが、晴れていれば、海の眺めはきれいだろう。ほとんど耕す土地などなさそうなこの島で「農民が偶然に掘り出した」、というありそうでありえないような話への疑問からこの本は書き始められている。

偽造事件だったとすれば、歴史推理物語的な面白みはある。ただ、それだけ。

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