記念日

２日連続、朝の公園でランと一緒になった。
そして今朝、初めてランの記念日がつんちゃ記念日と重なることを知った。
１０年来の友なのに。。。

ラン父さんと母さんが犬を飼うと決めた時、
犬種をある程度絞っていて、ペットショップを見に行くつもりだったという。
ラン家のお兄ちゃんから「保護センター」という選択肢を聞かされるまでは。

子供のころ仲良しだった友達が
保護センターへ貰い受けにいった犬を飼っていた。
少しでも救われる命があるのなら、そうしたいと。

もちろん彼女自身で思いついたことではないのだろうけれど、
そういう考え方を小学生で持てるというのは素晴らしいことだと
その友達の凛としたところに子供ながら感銘を受けた。

でも、いざ自分が犬を飼うとき、そういう選択肢があることを知っていながら、
ワタシには臆するところがあった。
たくさんの中から、たった一匹を選ぶということができるだろうかと。
たくさんの目が自分を連れて帰って！と訴えているように思えるからだ。
１匹だけでも救えるのならと思えるならいいが、
全部を救えないのならいっそ見ない方がと思ってしまう。

ラン父さんと母さんが見に行ったとき、
ランはたった一匹でいたそうだ。
他に犬はいなかった。
なんという幸運な出会いなのだろう。
とても羨ましく思った。

ランの誕生日は保護センターのワクチン接種日から逆算して決めたそうだ。
それが１０月５日。
つんちゃがうちにやって来た、「つんちゃ記念日」と同じ日だった。

ふかふかの被毛で、襟巻にしたいくらいのランは
いつもきれいで、
会えば話題はダイエット。
食べることが大好きで、お料理上手なラン母さんだから、
ランもご相伴が多いのだろう。

とても幸せに暮らしているランの記念日がつんちゃの記念日と同じ日で
なんだかとても嬉しくなった。

つん：あれ？


つん：ランちゃんや～～。
ラン：つん～～～。


つん：なあ、ランちゃん、焼き鳥散歩の禁止令が出たんやって？


ラン：まいったよ。家政婦のミタが張り込んでたとは。。。
　　　誰かがお母さんに通報してばれちゃったみたい、お父さんとアタシだけの秘密だったのに。
つん：気の毒になぁ。


ラン：おかげで、焼き鳥食べられなくなったのよぉー。くやＰ～～～。


（陰の声：つんちゃも焼き鳥散歩はダメですからね。）
つん：ちょっと想像してみただけやんか・・・。


つん：きのこならカロリー少ないか。これ、食べられるきのこ？