夢の頂

ヒラリーってクリントン？
と最初にそっちが頭に浮かぶ人が多いかもしれない。
エドモンド・ヒラリー卿に接したことがある。
相手の意識外なので、”会った”というのはおこがましいのでそう表現するしかない。

来日したヒラリー卿を招いての昼食会で
スタッフの１人として”生”で接したときの印象は
「大きい人だな～」だった。
実際、彼は１９０ｃｍの長身だったと調べてわかった。

1953年、エベレスト初登頂を果たしたその人は、
眼光鋭い、物静かなご老人だった。
山登りを始めたばかりのころのワタシは、
あの歴史的人物が、ここに、「生」でいる！
というだけで現実感がなかった。
エベレストなんて地球上の場所とは思えないくらい遠い世界から
戻ってきて、ここにこうしているのだから・・・。

人類初からちょうど６０年が過ぎた。
今日のニュースで三浦雄一郎が世界最高齢の登頂を果たしたことを知った。
８０歳でもエベレストに登ったんだ！
これもまた現実とは思えない執念を感じる。

普段から８kgのウェイトを足に装着し、
荷物を背負って歩くトレーニングは
あの「孤高の人」加藤文太郎を想起する。
そして毎日一定時間、低酸素室での生活を課し
登頂への準備を日々重ねていたという。

「夢は叶う」「ネバーギブアップ」
と三浦氏は言うけれど、それほどまでに強い意志を持続させることは
不可能に近い。しかもそれが８０歳というのだから、超人的だ。

そして努力だけでは無理なこともある。
天候不順でどれだけ多くの登山家があの山で遭難したことか・・・。
登頂成功後、消息不明となった人も数多い。
運もなければ成功はない。

登山技術だけでなく、それをサポートする諸々の技術が
ヒラリー卿のときとは格段に違っているとはいえ、
やはりエベレストの頂に立てるのは、現代においても限られた人だけなのだ。
９９％の努力と１％の天分に恵まれないと成功できない。
運を呼び込む天分を持った人のみに与えられる成功か。

さて、人間換算年齢御年８０歳のつんちゃ。
努力は嫌い。というかそもそもモチベーションがない。
意志？ってなに？
喰っちゃ寝生活第一！
山より海でしょ。
、、、のつんちゃ。
夢の頂はご長寿世界一！
（陰の声：夢を叶えるには、努力・意志・忍耐と三浦さんが言ってます・・。）

つん：ブロちゃんの夢って何？
ブロ：夢？いっぱい食べること～。


つん：そうやよねぇ～。わんこにとって”腹いっぱい”は夢なんやよね～。


つん：草だけで腹いっぱいは難しいなぁ・・・ブツブツ・・・。


つん：やっぱり、うち帰ってごはんたべよーっと。