今日のお昼前玄関にこんな木箱が届きました。これは6月2日の深夜落札した卓上フライス盤です。先日卓上旋盤を買ったばかりなのですが、いろいろ考えていくと旋盤だけでは作れる形状に限界があり、フライス盤が無ければ思うような形状が作れないことに気付きました。そこでまたヤクオクを覗いて見たら手頃な出物に出会い、とうとう競り落としてしまいました。
今回も宅配のドライバーに2階まで持ち上げてもらえないかと交渉しましたが、今回は断られました。それもその筈です、木箱には Gross Weight 80Kg と書かれていました。
そこで仕方なく、先ずは中味を確認すべく、玄関先で開梱しました。これが開梱直後の姿です。
1人で2階まで運ぶとなると分解するしか方法はありません。まずモーターの付いた駆動部を外しました。次にウオーキングテーブルを外しました。そして次にベースと支柱を分離しようとしましたが、ここを外すと後の調整が大変な事に気付き、思い留まりました。
大きく3分割した物を、ようやくの想いで2階に運びました。まだ作業台が間に合っていいないので、ますは床に置いて組み立てました。再組立てするとボルトが2~3本残ったりするものですが、今回は完全に使い果たしました。(笑) この写真が完成状態の姿です。横にあるのは付属の100mmバイスです。
これでいよいよ「試し削り」といきたいところですが、1階から家内の呼ぶ声が聞こえますので、今日はこの辺でお終いとします。
次はライブの鋳物部品セットが届いたりして...(笑)
それなら、旋盤とフライス盤を揃えて何を作る気なのか? と問われそうですが、今のところ具体的な工作物は脳裏にはありません。不思議な事に、「削る形状なら何でも出来る」と言う心の余裕が出てきて、とても穏やかな気持ちです。取あえずはテストピースを使って、工作法をじっくり勉強しようと思っています。
このフライス盤は確かにヴァーチカル・コラムが傾くようにできています。そしてそれが逆に禍して、折角の剛性を弱める結果になっているようです。そこでいろいろと補強策を講じた例もネットで紹介されています。機種は違いますがその1例がこれです。
http://play.girly.jp/laser/2007/12/post_91.html
私も問題があればこのような対策を打つ覚悟で、今回の機種を選びましたが、手にして見たら意外と剛性があるので、アルミや真鍮の小物を削るのには支障はなさそうです。その内、鉄鋼でもゴシゴシやるようになったら考えようと思います。その時は仰るとおり、完全に機能を殺してしまい、角度が可変するバイスを使うと思います。