月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

恩師微笑

2011年03月10日 20時15分48秒 | 仏々相念(住職日記)

みほとけはおはします・・・

 

久しぶりに心の師にお会いしました。

先生が、坊守の里のお寺に講師としておいでになるというので家族でお参りに行ってきたのですが、

息子の学校があるために日帰りとなりました。

 

久しぶりにお会い出来ると思うとドキドキしながら控室を訪ねたことです。

「失礼します」「はい、どうぞ」

変わりないお声にホッとしながら戸を開けると、「遠方よう来てくれたな~」って微笑んで下さいます。

そこに一緒におれるという安心感・・・

私はただでさえ回らない口なのに緊張して言葉が出ません。

話しは坊守や子どもたち担当で、私はそこに一緒に座らせていただくだけで十分なのです。

いいひと時をいただきました。

 

やっぱりいいよな~・・・

優しいお話を聞かせていただきながら、この方に出遇えて本当によかったと思ったことです。

 

「安心して悩んだらいいんです・・・みほとけはおはします」

 

先生のホームページに書かれていた言葉、「みほとけはおはします」

しんどい思いをひっさげながら講義に向かう時、龍谷大学のキャンパスに立つ掲示板に書かれていた言葉。

涙が溢れ出たという・・・

そんなことを思い浮かべながら1時間、座らせていただいたことです。

 

故郷は安心します。

お浄土とはそういうところであり、おはたらきなのです。

そういうよろこびをえたら、他の人の故郷のようなおはたらきにならしていただきましょうね。

って、優しく語りかけておられました。

 

やっぱ、最高です!

 

こころをポカポカにしていただき、明日のご縁にも会いたいという思いいっぱいの中帰ってきました。

島根と広島の県境は雪でした・・・

真夜中の真っ白になった高速、もの凄く怖かった!

 


勇気の木のはなし

2011年03月10日 07時41分06秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
久しぶりの里帰り。
懐かしい境内を廻ると梅の花が咲いていました。

私が小さい頃は、まっすぐ立っていたはずの梅の木…
根元が傷んだのか、幹が横たわるようになっています。

それでも枝を空に向けて伸ばし、
花をたくさん咲かせています。

えらいものです。

この梅の木を《勇気の木》とでも名づけましょう!!

そして、私たちも負けないように…
今日もいちにち願生(がんば)りましょうね!!


《勇気の木》の紅梅花