月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

まさに《寺子屋》!のはなし

2015年07月06日 18時13分31秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


午前中はお葬儀のご縁でした

幼い男の子がおじいちゃんとの最後のお別れにその小さな手を合わせている姿が…なんともせつなくて…なんとも可愛くて…

仏さまが小さな手に大きな手を重ねてくださっているのでしょう…


4時になると、いつもの子どもたちが遊びに来てくれました

今日は3年生、2年生、1年生の女の子トリオです

お茶のおけいこごっこのあと

下陣に置いてあるおつとめ用のお経本をペラペラとめくってみて、学校ごっこをしようということになり…

私も含めて5年生の教室という設定で学校ごっこスタートです

本堂にはお経本があるので、それが教科書になります

まずは書写の時間
お経の中の「光」という漢字を探して、その行を書き写します

画数の多い、見たこともないような漢字を一生懸命書きました


1年生のSちゃんの書写


2年生のSちゃんの書写


3年生のYちゃんの書写

次は作文の時間
先生はSちゃんです

よく行く場所のことを作文にしましょう♪という問題

私はお買い物のことをテーマに書いて、恥ずかしながら発表もしました

続いては、国語の時間
先生はYちゃんです

なんと《表白》の音読です

「うやうやしくおもんみれば…あみだによらいは」

難しすぎますが、たどたどしながらも読むのです

自分の発表のところを紙に書き写して先生に見てもらいます




はなまる、100点♪

何だか嬉しかったです♪


それにしても、

この子たちがお経本を開き、お経文を書き写し、声に出して読む…

仏さまがご一緒してくださることを心から味わった、まさに《寺子屋》のひとときでした



なんまんだぶつ(^人^)